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食べ物にまつわることが一通り分かる本:2030年の「食と農」を考える―三菱総研の総合未来読本

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 食べ物はどうやって作られているのか?食べ物はどこから来るのか?気候変動したら作物は作れるのか?食べ物を作るどんな技術が開発されているのか?中高生でも読めるように絵や図が多用されていて分かりやすくまとまっている本です。

 

2030年の「食と農」を考える―三菱総研の総合未来読本 (フロネシス 2)

2030年の「食と農」を考える―三菱総研の総合未来読本 (フロネシス 2)

  

▼こんな人にオススメ

・小中高生や大学生

・農学系の学部にいるのにロクに授業に出ていない学生

・食べ物や環境問題に関心がある大人

 ☆ここを押さえよう

▼①食料自給率をあげるためには

食料自給率という言葉があります。これは自分の国でどれくらいの量の食べ物を生産しているかということを示す数字で、日本は自給率40%程度と言われています。つまり、成人男性が一日に食べている2000キロカロリーの内、800キロカロリー分しか日本産のものが無いということです。残りの1200キロカロリーは海外から輸入されています。

 

自給率が低いと、もし何らかの理由で海外からの輸入ができなくなったときに、日本国内で食料が足りなくなる恐れがあります。そのような事情が、自給率をある程度高めておいた方が良いというのが、自給率を上げる根拠になっています。

 

それで、一日のうち成人男性が2000キロカロリーを摂取しているのですが、実際にお皿に載せられている量はそれよりも多く、2500キロカロリー程度と言われています。お皿に載っているのに食べられなかったカロリーがどこに行くかというと、ゴミ箱に行きます。つまり、たくさんの食料を海外から輸入しているのに、結局食べられないでゴミ箱に直行している食べ物があるということです。

 

逆に考えれば、捨てる分を最初から輸入しなかったら自動的に自給率は上がると言えます。本書では、自給率を上げるための方法の一つとしてこれを提案しています。シンクタンクが発行している本らしく、他にも色々なやり方を示していておもしろいです。

 

 

 

▼②食べ物の移動距離

食べ物は輸入されているものが多いことがわかりました。輸入することの利点があるからそうしてきているのですが、当然不都合もあります。その不都合とは何でしょうか?

 

従来、食べ物の選び方には大きく2種類ありました。1つはうまいかどうか、もう1つは安いかどうか、です。安価においしいものを供給できるというのは大きな利点です。この2つを基準に食べ物を選んでいった結果、現在のように輸入に大きく頼った食料の供給体制ができ上がりました。

 

しかし、利点の背後で別の不都合が出てきました。食料を遠くの場所に移動させるにはたくさんのエネルギーを消費しますし、様々な排出ガスを生じさせてしまうのです。経済が安定していれば問題も少なくていいのですが、2008年のリーマンショックのときには原油が高騰したために、輸送費も値上がりしました。その結果、食料も大幅に値上がってしまったのです。

 

このようなことをふまえて、どんな方策を考えられるでしょうか?

2つの方向性があると思います。1つは輸入になるべく頼らないで済むように国内での生産性を高める。もう一つは、輸送に必要なエネルギー自体をクリーンで安価なものに置き換える。どちらも今すぐできることではありませんが、研究していけば必ずできるはずです。ネットで調べればヒントになることはいくらでも見つかるでしょう。

 

 

 

次回は、「食料生産の新しい技術について」が続きます。

 

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