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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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Makersに至るまでの人類700万年の道のり:世界の発明・発見辞典

読んだ本 理科 国語 数学 社会 技術家庭 保健体育 道徳

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人類は700万年かけて現在の文明を築き上げました。その過程で、一体どんな発明や発見があって今の状態に至ったのでしょう?最新のスマホやパソコンの開発の動向を気にするのも良いですが、700万年という長いスパンでも発明の動向を押さえてみましょう。 未解決の課題や、技術が応用できる分野が見つかるかもしれません。また、身近にある当たり前のものに驚きを持って接することができるようになるかもしれません。

世界の発明・発見事典 学習漫画 世界の伝記 別冊 (学習漫画 世界の伝記)

世界の発明・発見事典 学習漫画 世界の伝記 別冊 (学習漫画 世界の伝記)

 

 

▼こんな人にオススメ

・自分の当たり前の生活がどれだけ当たり前でないか知らない小中高大学生

クリス・アンダーソンの Makersに感化された大人

・発明というと、とっさにスマホやパソコンの新しい機種のことを連想してしまう人

 

 

 

 

 

 

▼ざっくりとした内容紹介

本書は大きく分けて5部で構成されています。

 

①古い時代の発明・発見:

石器、火、文字、カレンダー、車輪ほか、合計10点程度が掲載されています。

 

最も古い石器は、私たちから見るとただの割れた石でしたが、古代の人々に取って角がある石ははとてつもない道具でした。これによって物を切り分けることができるようになりました。

 

車輪は効率的に物や人を移動させるための、人類に取って大変な発明でした。

 

 

②身の回りの発明・発見:
水道、麻酔、入れ歯、米、紙ほか多数。

 

水道が造られたのは紀元前400年頃の古代ローマだといわれています。古代ローマ以降はしばらく水道は使われなくなり、その後17世紀のヨーロッパで都市化が進んだときに、伝染病の拡大防止のために使われるようになりました。

 

入れ歯は以外と歴史が古く、紀元前700年頃の古代ローマ人が使っていました。

 

紙が無い時代には、細く切った木に字を書いて、ヒモで束ねていたようです。紙が無い生活なんて考えられないですね。

 

 

③社会と産業の発明・発見:
車、モーター、織り機、大量生産、超伝導、プラスチックなど多数。


馬ではなく機械を動力とした車も、発明した当時はまったく利用価値がないと思われていた時代がありました。

 

動力式の織り機が無い時代には、服は一生物でした。昔の着物が丈を調節できるようにできているのも、服一着を一生着るという必要性から生じた物なのでしょう。


大量生産という概念も生まれました。大量生産のために、分業し、流れ作業で自動車などの機械を作ることが行われるようになりました。

 

超伝導は、物質をマイナス270度位に冷却した時に生じる電気抵抗がなくなった状態のことを言います。これの何がすごいのかというと、発電所から家庭に電気を送るときの電気抵抗によるロスがまったく生じなくなるのです。現在、送電網に超伝導の技術を応用するための研究が進んでいるようです。

 

 

 

④科学上の発明・発見:

ゼロの概念、地動説、血液の循環、進化論、相対性理論など多数。


地球ではなく天が動いているという考え方が支配している中、ガリレオは地道な星の観測を続けた結果、地動説を発表しました。彼は毎日毎日、何年も観察を続けて、星の位置がどのように変化するのか記録しました。そして、「もしかしたら動いているのは自分たちが立っている場所なのではないか?」と考えました。しかし、教会の人々は彼の主張をキリスト教の教義に反するといって宗教裁判にかけます。そのとき彼は「それでも地球は回っている」という有名なセリフを言うのでした。

 

血液は体中を循環しているのではなく、同じ部位を行ったり来たりしている(腕の血は腕の中だけを往復している)と考えられていました。体中を循環していると分かったのは17世紀です。


本書に掲載されていないが、ぼくが追加したいのは元素の周期表

19世紀にメンデレーエフという人が作成しました。彼は元素の性質にパターンがあることを見いだし、それを表としてまとめました。今でこそ周期表は元素でびっしりと埋まっていますが、かつては穴だらけの表でした。しかし周期表の穴があるということは、未知の元素があるに違いないという仮説を立てることにつながります。実際にそのような仮説を元にして見つかった元素はたくさんあります。これは偉大でしょ。

 

 

 

⑤新世界と遺跡の発見:
世界一周、トロイの木馬ロゼッタストーンほか計10点ほどが掲載されています。

 

世界が球体であるというのは、世界一周するまではただの仮説に過ぎませんでした。その仮説を根拠に命をかけて海に出た人々がいました。 船長のマゼランは志半ばで上陸先の現地人に殺されてしまいます。 200人以上で航海に出て、生きて帰ったのはたった20人足らずでした。

 

ロゼッタストーンは、19世紀に偶然発見された石盤です。この石盤には、2種類のエジプトの古代文字とギリシア文字で、どうやら同じ内容が記されているようでした。そこでギリシア文字を元に、エジプトの古代文字を解読しようと試み、成功しました。ロゼッタストーンが解読されるまでは、古代エジプトを研究しようにもやりようがなかったと言います。現在の古代エジプトの研究には、ロゼッタストーン解読の成果を基礎にしている部分が多いそうです。

 

 

 

人類700万年分の蓄積があって、今のぼくたちの生活があります。先人たちの挑戦の記録を幅広く眺めることで、これから自分がやろうとすることのヒントが見つかるかもしれません。古い本だから古書が安い。オススメ。