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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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何?私も君も発達障害?:あなたの発達度を測るための4つの質問【解説編①】

社会 道徳 保健体育

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今回は、どのような意味において「 私も君も発達障害」だと言えるのかについて解説していきます。発達障害というのは、

①誰でも持っている性質が、

②とても極端な形で、

③長い時間、

現れた状態であるとぼくは考えています。どのようなことなのか詳しく見ていきましょう。

(↓前回の内容を読んでいない方は)

何?私も君も○○障害?:あなたの○○度を測るための4つの質問【質問編】

 

 

 ▼そもそも発達障害とはなんだろう?

 発達障害というのは、大きく次の3種類に分類できます。3つをまとめた名前が発達障害です。

 ・ADHD:①気が散りやすい、②落ち着かない、③我慢するのが苦手

 ・アスペルガー症候群:①空気読めない、②他の人にはない強いこだわりがある

 ・学習障害:①文字の読み、②文字の書き、③計算、のどれか、またはいくつかに極端に苦手なものがある

 

 図にするとこんな感じになります。

f:id:yasuyukiarakawa:20130922131338j:plain

図を見ると、それぞれの四角が重なり合っているのが分かると思います。これはつまり、いくつかの障害を併せ持っているケースがあることを意味します。色々な組み合わせがあるので、発達障害ってなんだか複雑で分かりにくいものになってしまうのです。ですがこのようにして整理してみるといくらか分かりやすいのではないでしょうか。

 

 

▼誰にでもありそうじゃない?

 改めて、ADHDアスペルガー、学習障害の特徴を見てみてください。どれも、誰にでもありそうなことだとは思いませんか?では、何が違うと障害になったりならなかったりするのでしょうか?不思議ですよね。

  

この疑問に答えたのが、冒頭に書いた3つのポイントです。

 つまり、発達障害というのは、

 ①誰でも持っている性質が、

 ②とても極端な形で、

 ③長い時間、

 現れた状態だと言えるのではないでしょうか。そしてこのことを身を持って体感してもらうためにしたのが前回の4つの質問だったのです。

 

ちなみに、Q1(ものごとに没頭)とQ2(行動力)はADHDの要素についての質問で、Q3(目の付け所が違う)とQ4(探究心)はアスペルガーの要素についての質問でした。学習障害についての質問は含まれていません。

※障害と言うと欠点ばかりが強調されてしまいます。なので長所としても捉えてもらうために次のように表現しています。

Q1「注意散漫/過剰集中」ではなく、「ものごとに没頭できる」と表現

Q2「落ち着きがない」ではなく、「行動力がある」と表現

Q3「空気読めない」ではなく、「目の付け所が違う」と表現

Q4「こだわりが強い」ではなく、「探究心がある」と表現

 

 

▼荒川の例を使って分析をしてみましょう

 「Q1:どんな時にどの位、物事に没頭しますか?」は集中力のレベルを表します。

 ぼくの場合は、「最小値1:仕事で過労が続いた時、1秒前のことも分からなくなる。」というものでした。ここまで極端ではないにしても、「疲れてボーッとして思い出せない」という状態は誰にでもあると思います。ただ、ぼくの場合はこれが、仕事をしている時に何時間も出てしまうことがあり、大変な目にあったのです。

  

ぼく自身の例を分析してみると、ぼくが「障害」という状態になってしまったときには、

 ①誰でも持っている性質(誰でもボーッとして頭が働かないことがある)が、

 ②とても極端な形で(1秒前のことも覚えていられない)、

 ③長い時間(仕事中に何時間も)、

 現れてしまいました。その結果、ハンディキャップ(障害)の状態になってしまったのだということがお分かりいただけると思います。

  

次に最大値について考えてみましょう。Q1では「最大値10:集中していて、誰かに声をかけられても一切気がつかない。仕事をして気がつくと何時間も経っている。」というものでした。この状態は、過剰集中といってADHDの人が持っていることがある性質です。

 

ものごとに没頭できるのは良いことのように思いますが、集中しすぎたためにスケジュールを無視して何かを続けてしまうようなことが頻繁に起こった場合に問題となります。つまり

 ①誰でも持っている性質(ものごとに没頭して取り組む)が、

 ②とても極端な形で(誰かに声をかけられても気がつかない位)、

 ③長い時間(気がつくと何時間も経っていることが頻繁にある)、

 現れると問題になることがある、ということです。

  

 

▼まとめ

 しつこいですが、重要なので繰り返します。

 ①誰でも持っている性質が、

 ②とても極端な形で、

 ③長い時間、

 現れたのが発達障害です。

誰にでもいくらか持ってるんだから障害とか言わないでもいいじゃない、という考えから、最近は発達のスペクトラム(色の濃淡のこと)と言ったりもします。ああ、ややこしい。

  

長くなったので、残りの質問に対する解説はまた次回。

 

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