個性を自立力にするために興味を広げるべし

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愛されてるのに満たされない、共感と保護の不足:スキーマ療法②

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親に愛されてるのは分かってるんだけど、気持ちが満たされなかったり、不満を感じる、という状態を示す人がいます。なぜこのような状態が起こるのかについて考えてみましょう。前回に引き続き、スキーマ療法の話題です。 

スキーマ療法―パーソナリティの問題に対する統合的認知行動療法アプローチ

スキーマ療法―パーソナリティの問題に対する統合的認知行動療法アプローチ

  • 作者: ジェフリー・E.ヤング,マジョリエ・E.ウェイシャー,ジャネット・S.クロスコ,伊藤絵美
  • 出版社/メーカー: 金剛出版
  • 発売日: 2008/09/27
  • メディア: 単行本
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↓前回

モンスターと呼ばれる人々に共感的理解ができるようになる本:スキーマ療法 

 

 ▼この本はこんな人にオススメ

・心理学を専攻している学生全員

・人間理解に興味がある人

臨床心理士や精神科医

 

 ▼愛情の有無と、自分の欲求が満たされるかどうかを分けて考える

大抵の親には愛情があるものです。ですが、愛情があるからといって、全てにおいて子ども側が満たされているとは限りません。なぜそのような状況になるのか考えてみましょう。

 

結論から言うと、親の愛情の有無と、子どもの欲求が満たされるかどうかは分けて考える必要があるということです。子どもの欲求が満たされないやり方での愛情の掛け方は、「押しつけの愛情」と呼べるかもしれません。それか、親の期待に沿った場合にのみ愛されるという「条件付きの愛情」をかけられていたこともあるかもしれません。次の質問にどの程度当てはまるか、考えてみてください。

  • 話を聞き,わかってくれて,気持ちを分かち合ってくれた。
  • 自分が満足するための道具として私を利用していた
  • 私が人と比べて良くできたとき,いつもより愛情を注いでくれ,また注目してくれた。

  

 

▼共感と保護の不足

子どもの時に共感と保護が不足していると「偏りのある考え方」が植え付けられていきます。共感と保護がないことによって生じる「偏りのある考え方」の一つには「私をいつくしんでくれたり、その人生を共有してくれたり、また私に起こるすべてのことを深く気にかけてくれる人はいなかった」があります。

 

①共感

共感とは、自分の感じ方や考えを尊重されることを言います。共感されることによって、子どもは自分は自分でいいのだ、という自己肯定感を身につけて行きます。

 

逆に共感がないと、こんな風に考えてはいけない、こんな風に考える自分は罰に値する、という考えを持つようになることがあります。また、人からの注目や賞賛を必要以上に求めるようになることもあります。

 

②保護

保護とは、危害が及ばないように守ること、危害が及んでしまった後に慰めたり安心させることを言います。保護される経験を通して、子どもは危険や不安と上手に付き合っていけるようになるのです。

 

逆に保護がないと、いろいろなことに不安を感じやすくなります。危険が起こった時にどうしたらいいかわからないからです。また保護される経験がないことによって、他人や子どもをうまく保護できない、ということも生じる可能性があります。

 

ただし、共感と保護は与えれば与えるほど良いのかというと、与え過ぎはまた別の問題を起こすことになります。過保護という状態になるのです。そこで、自立すること、ルールや責任を与えることを「年齢相応のレベル」で行っていく必要があるのです。

 

 

共感と保護についてのまとめでした。これと同時に、自立やルールを与えることも必要になります。どちらも子育てをしていく際にもとても大切な視点になります。

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