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大人の発達障害の仕組み①:遺伝子と知伝子

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▼大人の発達障害の仕組みシリーズ

第1回 大人の発達障害の仕組み①:遺伝子と知伝子 

第2回 発達障害の大人の仕組み②:ハードの障害が発達障害、ソフトの障害がパーソナリティ障害

第3回 大人の発達障害の仕組み③:生みの親と育ての親

第4回 大人の発達障害の仕組み④:コミュ障=発達障害∪パーソナリティ障害

第5回 大人の発達障害の仕組⑤:支援の実例

 

 

これから何度かに分けて、大人の発達障害について説明していきます。本題に入る前に、遺伝子と知伝子というものについて理解しておく必要があります。厄介なことに、子どもの発達障害と大人の発達障害では支援するために必要となることがかなり違っているというのがぼくの実感です。同じ発達障害と呼ばれるものであっても、子どもと大人とでは対処の仕方が違うのですから、大変混乱します。

 

ではどのように大人と子どもで発達障害は違うのでしょうか?子どもの発達障害に対しては発達障害に対する支援の方法を積み上げていけばいいのです。ですが、大人の発達障害に対しては発達障害に対する対処だけではなく、パーソナリティ障害に対する対応の仕方についても理解する必要がありす。発達障害のある大人は、様々な場面でネガティブな経験を重ねてきていることがほとんどです。ですから、そのネガティブな経験を上手に処理しつつ、発達障害の性質をコントロールしていくことがとても重要になります。

 

現在の、大人の発達障害の理解に欠けている視点はパーソナリティ障害というものに対する視点であるとぼくは考えています。そのようなことについて整理して理解していくために、今回は、遺伝子と知伝子、ハードとソフトについて話をします。

 

 

 ▼遺伝子と知伝子

親の世代から子の世代へ伝えているものは大きく分けて2つあります。遺伝子と知伝子です。まずは遺伝子と知伝子というものについて理解していきましょう。

 

遺伝子という言葉は大抵の人が知っているでしょう。ぼくたちの細胞一つ一つに組み込まれている、体の設計図のことです。遺伝子は、「血のつながった両親から子どもへ」と受け継がれていきます。

 

一方の知伝子とは何でしょうか?遺伝子以外の、親から子どもへ受け継がれていくものには、価値観や文化があります。この価値観や文化を作っているもののことを知伝子と呼ぶことがあります。たくさんの遺伝子が組み合わさってぼくたちの体が作られるのと同じように、たくさんの知伝子が組み合わさってぼくたちの文化や価値観はでき上がっている。そういう考え方をするときに知伝子という考え方があると便利になるのです。

 

 

▼遺伝子はハードを作り、知伝子はソフトを作る

遺伝子と知伝子という考え方についてもう少し説明していきます。説明を分かりやすくするために、人間をパソコンに例えてみましょう。

 

パソコンについての話をするときに、「ハード」や「ソフト」という言葉を耳にすることがあると思います。それぞれの言葉が何を意味しているかというと、ハードは手で触ることができるもの。つまり、金属やプラスチックで作られた物体のことを言います。一方、ソフトとは情報のことです。パソコンを起動したときに画面に現れる様々なプログラムのことを言います。

 

人間のことをパソコンのハードとソフトに例えてみるとどうなるでしょうか?人間のハードとは、腕や脚、骨や筋肉、臓器、脳や神経のことになります。どれも手で触ることができますよね。そして、ハードは遺伝子が元になって作られています。

 

一方、ソフトとはその人それぞれの性格に例えることができます。どんなときに何を感じたり考えたりするか、どんなときにどんな行動をとるか。これらは生まれてから今までに経験してきたことの結果、身に付いたプログラム(ソフト)です。どんなときに何を感じ考え行動するかというプログラム(ソフト)は、その人の身の回りにある様々な知伝子を元に作られることになります。

 

 

続きはまた次回。

発達障害とパーソナリティ障害の似ている点と、異なる点についての話になる予定です。

 

 

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