個性を自立力にするために興味を広げるべし

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予防医学を広めた女性医師:エリザベス・ブラックウェル

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予防医学が広まる前の約150年前、出産で帝王切開する際に、医者が手を洗わないで妊婦のお腹を切ることが当たり前でした。そして、別の人の血が付いた手のままで、隣で順番を待っている妊婦のお腹を切ることが当たり前でした。間違った「当たり前」が正されなかったせいで、出産で亡くなる女性がたくさんいました。そのような世界で、予防医学という考え方を広めていった女性がいました。そして彼女はアメリカで最初の女性医師でもありました。

 

エリザベス・ブラックウェル (学習漫画 世界の伝記NEXT)

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▼こんな人にオススメ

・小中高生や大学生

・医学部や看護の学生

・手のかかる子を育てている親や先生 

 

 

▼150年前までの常識
衛生が悪い環境が、患者の健康に悪影響を与えているらしいことは何となく知られていました。ですが、初めて、衛生と健康の関係を明らかにするための調査をして研究発表したのはエリザベスでした。
 
彼女が自分の研究を発表した当初は、エリザベスの研究内容が珍しいものであったことと、発表したのが女性であることの、2つの理由によって他の医者には相手にされませんでした。ですが、南北戦争という奴隷制度をめぐった内戦によって、そこら中で死傷者が出ている中で、徐々に彼女の予防医療のやり方が認められるようになっていきました。
 
南北戦争が終わった後にエリザベスは女性を対象として、清潔さが健康にとって欠かせないものであることを教える活動を行っていきました。
 
 
▼女性医師がいないせいで命を落とした女性患者
女性が医師になるなんてことは考えられない時代でした。女性は結婚して、妻や母親になる以外には生きて行く道がなかったのです。エリザベスのような好奇心旺盛な少女時代を過ごした人にとっては、今以上に窮屈な時代でした。そして女性の医師がいない時代には、今では考えられないような理由で命を落とす女性患者がいました。
 
この時代はとても保守的だったので、男性の医師に体を見せること自体が、女性にとっては大変な苦痛を伴うものでした。そのため、病気になっても恥ずかしくて医者に行けない女性患者が大勢いたのです。
 
エリザベスが出会った患者にもそういう女性がいました。エリザベスがその患者の病状を知った時にはすでに手遅れになっていて、そのまま亡くなりました。
 
この事件があって、エリザベスは女性医師をもっと増やしていくことを決意し、89歳で亡くなるまで女性医師を養成する学校をいくつも建てていきました。
 
 
▼エリザベスの子ども時代
子ども時代のエリザベスは、変わった子どもでした。また、大変扱いづらい子どもでもありました。例えば、言われたことと逆のことをやりたがる、食事を抜いても大丈夫な体になるように絶食する、女性は結婚して家に入るのが当たり前の時代に結婚したくないと言い張る。そんな子どもでした。
 
この時代の中ではとても変わった子どもであったエリザベスには、良き理解者である父親がいました。父親は彼女の感じ方や考え方を尊重しつつ、自立と自制も教えていきました。これらは、子どもにとっての心の三大栄養素とぼくが呼んでいるものでもあります。どれが不足しても、バランスのとれた心は育っていきませんが、エリザベスの父は上手に彼女の心を育ててくれました。
 
①共感と保護:共感とは、その子の感じ方考え方を大人自身も感じること、そして尊重すること。保護とは、危険が及ばないように守ること、また、危険が及んでしまった後に慰めること。
②自立:自分のことは自分でやるようにすること。自分のことに責任を持つこと。
③ルールと自制:ルールとは、社会のルールを理解しそれを守ること。自制とは、他者の権利を尊重するために自分自身の感情をコントロールすること。
 
変わった子どもにバランスのとれた心の栄養を与えると、社会貢献という特殊能力を開花してくれることがあるようです。逆に、偏ったバランスであった場合には、さまざまなトラブルを起こすようになっていってしまいます。
 
自分の目の前にいる子どもに、どのように接するのか?これは実は、後の世代に大きな影響を与える重大なことなのだ、ということを肝に命じていたいものです。
 
 
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