個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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・【随時更新】これまでに読んできた子育てや発達障害の周辺の本20冊以上
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【動画】着替え編:落ち着きのない子どもがいる親のためのペアレントトレーニング

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落ち着きがない子に必要なのは叱ることではありません。必要なのは子どもに合った正しいやり方です。今回の動画で、子どもを叱れる場面はいくらでも見つかるでしょう。ですが、叱り続けていたら大人も子どもも気持ちがすさんでしまいますし、ほとんど効果がないことが様々な研究から分かっています。そして何より、家族の時間を楽しく幸せに過ごせるように、わが家ではこのやり方をとることにしています。

 

 【動画は現在使えません】

 

▼参考にしている本

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

  • 作者: シンシアウィッタム,上林靖子,中田洋二郎,藤井和子,井澗知美,北道子
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2002/03/22
  • メディア: 単行本
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  • この商品を含むブログ (6件) を見る
 

 

▼⑴準備するもの:ついたて

落ち着きのない子どもは大変気が散りやすいです。視界に入る所に気になるものがあったら、着替えをするなんて到底無理です。ですから、部屋のカドの物がなく、壁が真っ白な場所と何もない場所を選んで、さらについたてを置いて四方が真っ白な状態になるようにします。ホームセンターに売っている「プラダン」を使っています。1000円位。

 

 

▼⑵子どもにやって欲しいこと

①服を脱ぐ。

②服を着る。

③着たり脱いだりするための試行錯誤の行動や惜しい行動

 

着替えの場面でやって欲しいことはこの3種類です。①と②は分かりやすいので見分けるのは簡単だと思います。難しいのは③です。試行錯誤をしている時に「そうじゃない、そうじゃない」「ちがうちがう」と試行錯誤に対して否定的なことを言うことが頻繁にないかどうか自問してみてください。否定的な言い方で接することが多いと、子どもは

「これでいいのかな(´・ω・`)」

「このやり方で大丈夫かな(´・ω・`)」

という感じで、自分のやり方にどんどん自信が持てなくなっていきます。

 

あまりにも否定的な言い方が強烈で、それが繰り返されると、「自分は何もできない」「何もしない方がいい」という考え方が植え付けられていってしまいます。このような考え方が植え付けられていくと、将来引きこもったり、うつ病になる可能性を高めることにもなりますからなるべく避けましょう。

 

では代わりにどうすれば良いのでしょうか?

試行錯誤の行動に対して大人が言う必要があるのは、否定的ではなく肯定的な言い方です。例えば、「惜しいなぁ」「そうそう、もう少し」「いいよ、いいよ」「そうそうそう」などが肯定的な言い方になります。肯定的な言い方をすることによって、子どもは「ああ、こういう感じで試行錯誤を続ければ良いんだな」ということがわかりますから、ゴールに向かって勢いづいていくことができます。試行錯誤に積極的になれるということは「チャレンジ精神を育てる」という言い方もできます。

 

 

▼⑶やって欲しいことを子どもがやった時に大人がやること

やって欲しいこと(脱ぐ、着る)を子どもがやった時に、大人がやることは次の3つです。

 

①子どもができた瞬間から1秒以内に↓の②の言葉をかける

②褒める、肯定的な言葉をかける:いいね!、そうそうそう、惜しい、など

③一つ一つの手順全てを褒める:初めて取り組み出したことに対しては、一つ一つの手順に対して毎回必ず行います。そして、慣れてきたら70%程度の回数、もっと慣れてきたら40%程度の回数、ほぼ完璧になったら10%程度の回数、というようなおおよその感じで回数を減らしていきます。

 

ポイントはこの3つだけです。たった3つだけですが、この通りに大人ができるようになるためには、ある程度の繰り返しと慣れが必要になります。動画を見る時にもこのポイントをぼくがどの位しっかりと行っているかチェックしてみてください。子どもの成長のためには大人も成長する必要があるのです。

 

 

▼⑷子どもにやって欲しくないこと

「やって欲しいこと」以外の全ての行動が「やって欲しくない行動」になります。

 

今回の動画ではやって欲しくない行動のほとんどが「着替えないでふざけること」でした。子どもがやって欲しくない行動をしている時に、ぼくは基本的に次のように対応します。今回の動画に含まれないものもあります。

 

①「おふざけするなら、お手伝いしません」と宣言する。

②「手伝ってもらうのと、一人でやるの、どっちにする?」と二択で尋ねる。大抵、子どもは「手伝ってもらう」と言う。(もし、「一人でやる」と言ったら「じゃあ、がんばってね」と言って30秒くらい立ち去る。そして子どもから見えない位置から様子を伺う。)

③「手伝ってもらうなら、おふざけはいけません。分かりましたか?」と念を押す。

④着替え始めたら、すかさず⑶の「褒める、肯定する言葉をかける」に切り替えます。

 

 

▼⑸いつまで続けるのか?

うちの子どもの場合は、今年の4月から初めて半年ほど、こんな感じで続けています。動画の時ほど手を焼かない日も、週の半分くらいはあります。あと半年〜1年程度かけて、週の残りの半分も自分でできるようになっていけば、と気長に考えています。

 

改めて見ていただければ分かりますが、今回の動画でもぼくが直接手を貸したことはほとんどありません。やったのはいくつかの方法で「その気にさせる」ことだけです。個人差も大きいと思いますがこの調子で継続していけば、大人が手伝わなくても、だんだん自分から取り組めるようになっていきます。

 

 

▼この記事もオススメ

落ち着きのない子はADHDと呼ばれる発達障害であることがあります。発達障害と言うと、病気のように感じるかもしれません。ですが、ぼくは発達障害はむしろ能力にもなり得ると思っています。そして発達障害のある子どもが、持てる力を発揮し世界に羽ばたいていくために、ペアレントトレーニングが必要だとぼくは考えています。歴史上の偉人たちの子ども時代について知ってみましょう。