個性を自立力にするために興味を広げるべし

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ポイントカードの実用例②

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ポイントカード(トークンエコノミー)の実用例の続きです。

 
▼遊びを中断して、お風呂に入ることができない
ポイントカードの使い方:
①あらかじめ、遊びを中断するのに切りがいい所を決めておく(例「いま作ってるプラレールができあがったらお風呂に入るよ」)。
 
②切りのいい所にきたら「あと、20数えるうちに服を脱げたらポイントが付くよ。」と伝えます。
クツをはくときと同じで、彼にとっては「服を脱ぐ」というのが退屈でやるに値しないことになっています。一日の終わりが近づいて疲労があることもあって、なかなか応じない場合も多くあります。

 

③応じない場合、「お風呂に入ったら2ポイントもらえるよ」と言って、ポイントのレートを上げます。
こうすれば応じやすくなりますが、ここで書くには複雑なやり取りを併用する場合があります(ここでは割愛)。

注意点として、現状ではお風呂に入らないからといって、すでにカードにはってあるシールをはがすことはしません。その理由は、お風呂に入ろうとしないことが「度が過ぎる行動」とは言えないと判断しているからです。自分だって風呂入らないことあるし、入らないからといって罰を受けるのは不当だと感じる、という理由もあります。

※「度が過ぎる行動」とは、暴言を吐くとか、乱暴をすることを指します。

 

④脱衣所に行って服を脱ぎ終えたらポイントをつけます。ポイントのレートが上がっている場合は2ポイントつけます。
 
⑤身体を洗って、服を着ることができたら、ここでもポイントをつけます。
 
長男をお風呂にいれるのは、毎日の日課のなかでもかなり難易度が高いものです。難易度が高くなる要因として、一日の疲労のせいでコントロールが利きにくくなっている側面もあると考えています。そのような事情により、お風呂の場面ではポイントを複数与えることになっています。
子どもだけでなく大人もこんなときに「ひねく」れるようになります。イライラしているときや気分が上がらないときには次のことを解消してみると良いでしょう。
 
ひ:疲労
ね:眠気
く:空腹
 
 
 
▼お風呂に入るとは、、、
ここで、風呂に入るとはいったい何をすることなのか細かく見てみましょう。「風呂に入る」とは、次のような一連のことができる必要があります。
 
脱衣所に行く←退屈
服を脱ぐ←退屈
浴室に入る←スキ
身体を洗う←退屈
お湯につかる←スキ
浴槽で遊ぶ←スキ
遊びを終わらせる←イヤ
体を拭く←退屈
体にクスリを塗る←退屈
服を着る←退屈
 
周囲には分かりませんが、彼の中には、このような退屈との戦いのドラマがあります。最初の退屈である「服を脱ぐ」の障壁を下げるためと、その後に続く退屈をしのぐためにポイントカードを使っているのです。
ちなみに、このように行動を分解して、できていることとできていないことを確認していく作業(課題分析)は、子どもの支援を行ったり、自分自身が何かに上達していく上でとても有用です。
 

▼調査にご協力ください。
現在、18歳以上の方を対象に「親の子育ての仕方と、個人の価値観の発達の関係について」のアンケート調査を行っています。調査によって、親の育て方と子どもの成長にどんな関係があるのか分かるようになります。 また、調査結果を利用した子育て理論を作ろうとしています。子育て理論が作れれば、不安を感じながら子育てをしているパパママへの支援ができるようになります。ネット上への拡散にもご協力お願い致します。

 
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