個性を自立力にするために興味を広げるべし

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ADHDの全世界での割合

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The Worldwide Prevalence of ADHD: A Systematic Review and Metaregression Analysis

 

調査の目的:注意欠陥多動性障害(ADHD)と多動性障害(HD)の全世界での分布はまったく異なるものとなっています。現在、2つの障害のデータの不一致について分かっていることはほとんどありません。この調査では、さまざまなデータが存在する原因について推測し、全世界の分布を試算します。

調査の方法:著者は、1978年1月〜2005年12月の期間に発行されたMEDLINEとPsycINFOのデータベースを調べました。また世界各地(北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、中東)のADHDとHDの専門家と連絡を取りました。各地域の専門家からは、DSMかICDの診断基準でADHDかHDに該当する18歳以下の生徒数か人口について聞き取りました。

調査の結果:論文は9105本、記事は303本、見つかりました。そのうちの102本の調査には、全世界から合計で171,756人の被験者が含まれています。ADHDとHDの全世界での分布は5.29%となりました。この値は有意なばらつき(significant variability)と関連しています。多変量メタ回帰分析モデルにおいて、診断基準、情報のソース、調査が行われた地域は、ADHDとHDの分布率と強く相関していました。地域間での有意差が表れたのは、北米、アフリカ、中東でした。ヨーロッパと北米では有意差はありませんでした。

結論:この調査から分かったことは、地域が異なることがADHDとHDの分布率の違いをもたらす場合は限定的だということです。そして5.29%の分布率は一定の妥当性があるようだと考えて良さそうです。