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アスペルガーと強迫性障害は何が違うのか?

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アスペルガーは強迫性障害になりやすい

強迫的な行動は自閉症やアスペルガー症候群の人に共通する傾向です。ここでは、自閉症やアスペルガー症候群の人と強迫性障害の人とを比較して、共通点と異なる点について調べます。

高機能自閉症とアスペルガー症候群の大人40人のグループと、強迫性障害の大人45人のグループの両方に対して、強迫性チェックリストを行いました。比較の際には、高機能自閉症とアスペルガー症候群の儀式的な行動やこだわりと、強迫的行動を厳密に分けて分析を行いました。

 

アスペルガーと強迫性障害の共通点と異なる点

結果は、アスペルガーも強迫性障害も強迫的な行動を行う頻度は同じ程度であると分かりました。somatic obsessions(体に関する強迫観念)と儀式的な繰り返しは強迫性障害の人の方にさらに多いようでした。強迫性チェックリストの得点は、強迫性障害のグループではとても高い傾向でしたが、高機能自閉症とアスペルガー症候群のグループのうち50%は、適度なレベルの得点でした。このことから、強迫性は高機能自閉症とアスペルガー症候群の人にとってよく起こることであり、ストレスを感じることであることがわかりました。

抄訳した論文の原題::Obsessions and compulsions in Asperger syndrome and high-functioning autism

 ※自閉症スペクトラム障害(ASD)には似ている表現が多数あります。自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などがあります。 

 

アスペルガーは生まれつき、強迫性障害は育った環境 

自閉症と強迫性障害はどちらも強迫的に見える点は同じです。ではなぜ、わざわざ名前を変えているかというと、症状の原因が異なるというのが理由の一つ。自閉症は生まれながらの性質ですが、強迫性障害は生まれた後に身についてきた性質です。

 

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