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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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ADHDの子どもに長期に薬を使うと、どんな良い効果と副作用があるのか?

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要約の意訳

ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもへ2年間にわたって薬物療法を行った調査があります。この調査の結果、薬によってADHDの症状(不注意、落ち着きがない、怒りっぽい)や反抗することが改善されました。また、学校の勉強や、親や友達との関係も良くなりました。この2年間の間に、薬への耐性ができて効かなくなる問題はなく、副作用は小さなものでした。

薬物療法をしているADHDの子どもとADHDではない子どもと比較すると、学業、仕事、対人関係、感情面ではやはりADHDのこの方が劣る傾向があるようです。しかし、薬物療法を行っているADHDの子どもと薬物療法をしていないADHDの子どもを比較すると、行っている子どもの方が学業、仕事の面でよい傾向があるようでした。また、車の事故が少なく、社会性が高く、自尊心が高いということでした。

長期の服薬で心配な副作用には、低体重低身長、薬物乱用、2つがあると言われていました。このような副作用があるのかどうかついて調べてみると、次のようなことが分かりました。

低体重低身長:一時的に体重と身長の増加がしにくくなることがありますが、その後、リバウンドして再び増加するようになるという調査があります。また別の調査では、体重と身長への影響はないという結果が出たこともあります。

薬物乱用:薬物療法を行った方がむしろ、将来に薬物乱用をする危険性が減ることがわかりました。

原題:Long-Term Treatment of Children and Adolescents with Attention-Deficit/ Hyperactivity Disorder (ADHD).(page 404: Summary of long-term stimulant treatment)

 

▼荒川コメント

ADHDの人の場合、薬との付き合いは長いものになることが多いです。そうであるからこそ、長期間使うとどのような影響があるのか気になります。この論文を見る限り、他の薬害はないようです。この調査によって、ADHDの子を持つお母さんがいくらかスッキリできたらいいのですが。

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