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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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・【随時更新】これまでに読んできた子育てや発達障害の周辺の本20冊以上
・子どもと一緒に見たいアクション成分高めのオススメ映画10作品以上(対象年齢別。ときどき更新)

ADHDの子どもを育てる親が失いがちな、とても大切なもの

自尊心 うつ病 ADHD 子育て

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要約の意訳
この調査では、次の三種類の子どもとその親との関係について調べます。
①困った行動が多いADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもと、その親
②困った行動が少ないADHDの子どもと、その親
③落ち着いた子どもと、その親
この調査に協力してくれるADHDの子どもと親は、ペアレント・トレーニング(親が家庭で行う、専門的な子どもへの接し方のトレーニング)に参加している親子でした。研究者が観察すると、(①②共に)ADHDの子どもの両親の子どもへの接し方には、親によって多少の違いがあるようでした。しかしどの親も、自分は子どもに対する反応が拒否的になってしまい、うまく子育てができていないと考えているようでした。ADHDの親は、落ち着いた子どもの親よりも、子どもを否定的に見てしまうようでした。ADHDの母親①と母親②は同じ位、否定的に子どもを見てしまうようでした。①の子どもの父親になると、母親よりもさらに否定的に子どもを見てしまうようでした。①の子どもの両親は、とても子育てに対する自信を失っていて、逆に落ち着いた子どもの親は子育てに自信を持っていることが分かりました。このことから、①②③の子どもそれぞれが家族に与える影響の度合いは異なることがわかりました。
 
▼荒川コメント
  • ADHDの子どもの親は、自分の子育ての仕方に自信(自尊心)を失っています。自信(自尊心)はとても大切なものです。なぜなら、自尊心の低下によって気分が落ち込み、ひどくなるとうつ病に近い状態になっていくことが別の研究から分かっています。支援を必要としているのは子どもだけでなく親もだ、ということを知る必要があります。
  • ADHDの子どもを育てるためには専門的な方法を身につける必要があります。その方法はペアレント・トレーニングを行って身につけるのです。ですから、子どもに落ち着きがないのは育て方のせいではなく、子どもの脳が生まれつきそのような性質を備えているからだと言えます。
  • 補足として、あまりにもしつけをしないから落ち着きがないというタイプの子がいることも事実ではあります。そのような子どもの親にも、必要なやり方や情報を知らせるという支援が必要なのは変わりません。