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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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不安障害のある統合失調症の人はどのくらいいるのか?

統合失調症 不安 二次障害

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不安障害のある統合失調症の人は多いことが分かっています。統合失調症の治療をしている53人に、不安障害やその他の障害がどの位あるのかについて調べてみましょう。

 

 

何らかの不安障害のある統合失調症の人は41.5%(22人)いることがわかりました。これは統合失調症のない人よりも明らかに多い割合です。詳しい不安障害の症状は以下の通りです。

社交不安障害 17%

強迫性障害 15.1%

全般性不安障害 9.4%

特定不能の不安障害 7.5%

パニック障害 5.7%

PTSD(心的外傷後ストレス障害) 3.8%

広場恐怖症 1.9%

 このことから、不安を和らげるための支援や治療をしていくことが統合失調症の人のQOLの向上には必要なことだと言えるでしょう。

 抄訳した論文の原題:Anxiety disorders in outpatients with schizophrenia: prevalence and impact on the subjective quality of life

 

▼荒川コメント

  • 統合失調症に限らず、何かの病気を持っているとその病気の症状が現れることが怖くなります。怖くなることによって社会生活を送ることに困難を生じることを二次障害と言います。「二次障害を防ぐこと」はあらゆる病気の治療において必要な視点です。
    例えばぜんそくや腹痛でも「いつ発作(腹痛)がおこるんだろう・・・」と不安になることによって、外出することが負担に感じられるようになります。外出することが負担になってくると人との関わりもできなくなっていきます。このようにして起こるのが二次障害です。
  • 二次障害さえなければ、病気があってもある程度の満足感のある生活ができるようになるでしょう。病気を持っている人のQOLの向上に必要なのことの一つは「病気とどうお付き合いしていくか」を考えられるようになることなのだと思っています。
  • 私の研究テーマの一つは「二次障害としてのうつ病やパーソナリティ障害」です。今後まとめていきたいテーマです。

photo credit: Funky64 (www.lucarossato.com) via photopin cc