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障害と能力は紙一重。ADHDの有名人に学ぶ3つの有効活用の方法

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▼障害と能力は紙一重

すべての子どもが名声を上げることはできませんし、そうする必要もありません。ですがADHDの特性を有効活用しているロールモデルとして、このような人々を知っていることは役に立つはずです。

ウィル・スミス(映画俳優)

マイケル・フェルプス(水泳金メダリスト)

ピート・ローズ(元メジャーリーガー)

 

彼らは自分がADHD(注意欠陥多動性障害)だと告白しています。この他にも多くのADHDの有名人や芸能人がいます。彼らは、ADHDの特性を有効活用してこのような活躍をしています。有効活用の成功例を知りながら、目の前の子どもが自分の力を発揮していけるようになるにはどうすればいいのか考えていきましょう。

  

▼特性を障害と能力のどちらの言い方で考えるか

ADHDの障害としての症状は以下の3つです。

  1. 注意散漫:周囲の状況のせいで気が散りやすいです。やっていることが中断されることが多いため、勉強や作業がはかどりにくいことがあります。
  2. 多動性:落ち着きがなくいつも動き回っています。例えば、座って食事をしているときにそわそわしたり、立ち歩いたりします。
  3. 衝動性:後先を考えずに行動したり、怒りっぽかったりする。例えば、何かを見たり聞いたりした瞬間に走り出したり、相手が話しているのに遮って自分の話をしたりすることがあります。

 

次にADHDの能力について考えてみましょう。能力は以下の3つです。

  1. 色々なことに興味を向けられる:「気が散りやすい」ことを能力として捉えると「色々なことに興味を向けられる」という表現ができます。例えばウィル・スミスは昔は歌手でしたが、いろいろなことに興味を向けた結果、様々なジャンルの映画に出演したり監督業を行ったりしています。
  2. 行動力がある:「落ち着きがない」ということを能力として捉えると、行動力がある、エネルギッシュである、ということができます。例えば、マイケル・フェルプスやピート・ローズというスポーツ選手は、溢れんばかりの行動力を発揮して練習に取り組んで実力を上げていったことでしょう。
  3. チャレンジ精神が旺盛:人によっては、先のことを考えすぎて行動できなくなってしまうこともあります。「後先考えず行動する」というのはチャレンジ精神が旺盛という能力(才能)だと考えることができます。

そしてお気づきでしょうか。実は上記のADHDの能力は、ADHDの症状の言い方を変えただけだということを。障害と能力は以下のような対応関係になっています。 

  1. 注意散漫→色々なことに興味を向けられる
  2. 多動性→行動力がある
  3. 衝動性→チャレンジ精神が旺盛

 

▼どうすると特性を能力にしていけるのか?

ADHDの特性に周囲の大人が困らせられることは事実です。ADHDの子ども自身だって困っています。そのような困った症状を抑え、良い方向に利用していくためには教育が不可欠です。ADHDの子どもを育てる親がしっかりと適切な関わり方を身につけて、子どもが特性を有効活用していけるようにガイドしていきましょう。

ADHDの子の教育に不可欠なポイントカード(トークンエコノミー)の使い方

ADHDの子どもを教育する際に効果的なポイントカード(トークンエコノミー)という手法について紹介しています。ポイントカードの効果とは、
①大人が「これは、子どもにやってほしい」と思うことをさせるときに、子どもをその気にさせる効果があります。自尊心を高めることにも効果があります。
②子どもが「度が過ぎる行動」をしたときに、ポイントを取り上げることで、次に同じ間違いをおかすことを減らす効果があります。

ADHDの子の教育に不可欠なタイムアウトの実演動画
ADHDの子どもは、怒りを爆発させやすいです。そして怒ったときには乱暴をしたり暴言を吐くことがあります。このような困った行動を速やかにやめさせるタイムアウトのやり方について学びましょう。下のポイントカードをやったことがない親御さんにおすすめです。

 発達障害の子どもを育てている研究者が考える、薬とのつきあい方
子どもの状態によっては、薬を用いることが必要になるケースもあります。薬に関する良い点と悪い点について知って、お医者さんと相談してみてください。

 

▼その他のADHDの有名人

スティーブ・ジョブズ

アップル・コンピュータの創業者で、2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズ。彼はとんでもなく手のかかる子どもでした。本人が告白している訳ではありませんが、彼の伝記を読むとADHDの特性が見て取れます。

例えば、ヘアピンが電気を通すのか確かめたくて、ヘアピンをコンセントの穴に突っ込んで感電しました。小学校でもイタズラばかりしていました。授業中に花火をしたり、授業をサボって一人で遊んだりしていました。

このような、並の大人には手に負えないパワフルさはADHD的であると言えそうです。他にも好奇心旺盛であったというエピソードに事欠きません。

iPhoneを作った男の人生がわかるマンガ:スティーブ・ジョブズ

 

②トーマス・エジソン

エジソンは電球や蓄音機を始め、1000を越える特許を取った発明王です。エジソンの場合も、彼の伝記を読むとADHDの特性が見て取れます。

エジソンはとにかくいろんな実験をする子どもでした。例えば、火の燃え方を自分の目で見たいばかりに、家の納屋に火をつけて全焼させてしまうようなことがありました。小麦の倉庫の中がどうなっているのか気になって、高い場所にある窓によじ登って中に転落しました。

スティーブ・ジョブズと同様にADHD的な、並の大人では手に負えない行動力。そしてとどまることを知らないアスペルガー的探究心。そんなエジソンの発明によって、現代の生活は支えられています。

実在の発明王の伝記マンガ:エジソン 

 

 

▼まとめ

  • ADHDという特性は障害にも能力にもなります
  • 適切な教育によって、能力として有効活用していくことができます
  • 有効活用することによって、本人は幸福に、社会も豊かになっていきます

 

有効活用するためには適切な教育が欠かせません。ADHD的な子どもを育てている親御さんにぜひ読んでいただきたい内容です。

 

 

 

 

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