読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

スポンサーリンク


・【随時更新】これまでに読んできた子育てや発達障害の周辺の本20冊以上
・子どもと一緒に見たいアクション成分高めのオススメ映画10作品以上(対象年齢別。ときどき更新)

自尊心を育てるために知っておきたいアスペルガーの29の能力

スポンサーリンク
f:id:yasuyukiarakawa:20140501105303j:plain

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の症状は見方を変えることによって、有効活用できる能力だとも考えられるようになります。あなたにアスペルガー能力(障害ではなく!)があるかどうかの基準を以下に示します。A、B、Cのすべての基準を満たした場合に、あなたにはアスペルガー能力があると言えます。

以下の診断基準はキャロル・グレイ氏(Carol Gray)とトニー・アトウッド氏(Tony Attwood)によって作成されました。意訳したページはThe Discovery of “Aspie” Criteria 

 

A:アスペルガーのコミュニケーションの面での能力

(以下のほとんどに当てはまる)

  1. 人との関わり方がとても誠実で信頼できる
  2. 偏見にとらわれず、「相手の人そのもの」を見ることができる
  3. 社会からの評価や自分の信念に固執せずに、自分の意見を話すことができる
  4. 自分の信じるものを追求することができる。
  5. ユニークな興味や話題に対する情熱に溢れている。そしてそれを人に伝えようとする。
  6. 細かい点についてよく考える。基本的なことについて話し合うことを重んじる
  7. それまでの判断や考えにとらわれず人の話を聴くことができる。
  8. 会話の際に、表面的な話や慣習的な話ではなく、話の本質的な点について注目できる。
  9. ユーモアがあり、気取らず、ポジティブな友人を求めている。

 

 B:アスペルガーの得意なこと

(以下の3つ以上に当てはまる)

  1. 真実を探求することを大切にしている
  2. 隠した意図のない会話ができる
  3. 語彙が豊富で言葉に対する関心が強い
  4. だじゃれのような言葉のユーモアに溢れている
  5. 風景や状況が相手にも見えるような表現で話ができる

 

 C:アスペルガーの得意なこと

(以下の4つ以上に当てはまる)

  1. 真実を探求することを大切にしている
  2. 問題にぶつかったときに、ユニークで独自性のある解決をしようとする
  3. 他の人が忘れたり軽く見ていることに対して、すばらしい記憶力を示すことがある。例えば、名前、日付、予定、日常のこと(ルーティン)など。
  4. 興味のある話題やことがらを集めてまとめることに熱心である
  5. 粘り強く考える
  6. ある話題を百科事典のように知っている
  7. 日常のルーティン(雑務)の秩序と正確さを大切にする
  8. 世間の意見やお金にとらわれない価値観を有している

 

D:その他にあり得る特性

  1. 感覚が非常に敏感である。例えば、聴覚、触覚、視覚、においなど。
  2. 個人競技のスポーツやゲームで力を発揮する
  3. 集中を要することを得意とする。例えば、ボートをこぐこと、水泳、ボウリング、チェス。
  4. 正義感が強い。たとえ何かを犠牲にしても正しさを貫く。
  5. 友情に対する一貫した信念がある。
  6. 高校を卒業した後、大学に進むことが多い。(注:アメリカの大学は日本の大学よりもずっと卒業することが難しいとされています。)
  7. アスペルガーのない人とは違ったやり方で、他者の世話をする

以上のA、B、Cのすべての基準を満たした場合に、あなたにはアスペルガー能力があると言えます。Dはオプションで、A、B、Cを満たすすべての人に必ずしもあるわけではありません。

意訳したページ:The Discovery of “Aspie” Criteria

 

▼特性を能力ととらえることで自尊心が育つ 

(ここからは荒川コメントです)

アスペルガー症候群には2つの大きな「しょうがい」があるといわれています。その2つとは、コミュニケーション上の問題(空気読めない)と、こだわりの強さです。その障害を読み替えたのが上記の文章です。障害と能力は以下のような対応関係になっています。

コミュニケーション上の問題 → 能力のA,B

こだわりの強さ → 能力のC

すべてのものには良い側面と悪い側面があります。大切なことは良い側面としての利用方法を、当事者本人とその周囲の人が理解することです。自尊心を傷つけられやすい発達障害の子どもや大人にとっては、自分の特性を肯定的に理解することはとても大切なことです。

資源を有効利用することは大切です。資源の有効利用というと、エネルギーや、環境汚染という言葉を連想します。ですが人的資源という言い方があるように人も資源です。まだ活用されていない様々な資源を活用していくことによって、人も社会も豊かになっていくのだと思います。具体的な有効活用の事例については「自閉症を能力として使う動物学者:テンプル・グランディン②」をご覧ください。

自閉症スペクトラムのある人にはADHDの特性もある場合があります。ADHDの特性も有効活用するための視点を持たせることができます。「障害と能力は紙一重。ADHDの有名人に学ぶ3つの有効活用の方法」をご覧ください。

 

広告を非表示にする