読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

スポンサーリンク


・【随時更新】これまでに読んできた子育てや発達障害の周辺の本20冊以上
・子どもと一緒に見たいアクション成分高めのオススメ映画10作品以上(対象年齢別。ときどき更新)

体験レビュー、SPECTで脳画像診断:発達障害やうつの症状がわかりやすいね

発達障害

スポンサーリンク

私は季節性のうつ病を持っているので、自分自身の体調管理のためにいろいろと調べていた時期があります。その頃に当たった、面白い本が「脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方」でした。

この本の著者であるダニエル・エイメン医師はTEDでプレゼンテーションしたこともある、アメリカでは著名な精神科医です。彼の治療の特徴は、SPECT(※)で脳の画像で脳の状態を調べ、脳の状態に合わせた栄養管理や薬の処方を行う点にあります。
 ※脳画像を撮影するための医療機器の一種

 

脳画像を調べることの利点

例えば、不安という症状があります。上記の本によると、脳の中には不安に関係している部位が複数あることが分かっています。そして、脳の場所によって効果のでる薬やサプリメントが異なっているようなのです。

つまり、「不安がある」という症状に対して効果的な薬やサプリメントは複数ある。ということは、どれがその人にとって良いのかいろいろ試すために時間がかかったり、結局どれもあまり効果が無いというようなことが起こる恐れがあります。このような時間のロスを回避するためや、正確性の高い治療をするために、画像診断を行うことが有効なのだろうと私は考えています。

ADHD、アスペルガー症候群の症状に関しても、脳の画像レベルでは人によってかなり違いがある場合があります。自分で気がついていなかった症状が、脳の画像を見ていく中で見つかるような場合もあるかもしれません。

というわけで、画像診断をしてくれる病院を探して、近所に見つけることができました(病院については後述)。現在もその病院を利用しています。

 

 

私の脳画像の特徴

同書によると、頭部を強く打つようなことがあると脳に傷ができて、後天的にADD(注意障害)のような症状が出る場合があるそうです。私自身も、数年前に屋根から落ちて頭を打って記憶をなくした経験があるので、もしかしたら脳に外傷があって、調子を崩した可能性もあるのかと思っていました。が、結果的に、私の場合は脳の外傷はないことが分かりました。頭部にケガをしたことがある人も脳画像診断の恩恵にあずかれる場合があります。

 

 

私への治療方針

SPECTで脳画像の撮影を行った後、症状に応じた対応をしていくことにしました。また、私がこれまでに自分で記録していた症状から、季節性のうつもあるとと考えて、それへの対策をしていきました。ちなみに以下の画像が、SPECTでとらえた私の脳画像です。こうやって自分の脳の状態が見える化されるのはなかなかおもしろい体験です。

f:id:yasuyukiarakawa:20150817102018p:plain

 

 

ラミクタールの処方:
脳の側頭葉に過活動がある(下の画像の赤丸内)ことから、薬を新たに処方されることになりましした。側頭葉に過活動があると、何かに集中した時に元気がなくなったり、頭痛を引き起こすことがあるということでした。確かに集中が続きにくかったり、頭が痛かったりしたので、しばらく飲んでみることにしました。既に1年以上飲んでいて、調子は結構いい感じです。副作用は特に感じていません。

f:id:yasuyukiarakawa:20150817101843p:plain

 

 

タンパク質をたくさん摂る:
季節性のうつには、タンパク質を多めに摂ることが良いとされているそうです。そこで、平均的な成人男性が1日に摂取するタンパク質50gに対して、私は70g摂るようにアドバイスされました。食事だけで70gとるのはかなりきついので、プロテインを飲むことにしました。

また、後から同じ病院でアレルギー検査を受けてわかったのですが、実は私には牛乳と卵にアレルギーがあることが分かりました。そこで、大豆タンパクを摂るように徐々に切り替えています。

 

 

サプリメント:

画像診断と日頃の症状を考慮した結果、アルギニンというアミノ酸をサプリメントから摂取するのが良さそうだということになりました。特性によってどんなサプリメントを摂取するのが良いのかはかなり違っています。また、サプリメントだからといって無闇に摂取すると症状を悪くする可能性もあります。必ず、「脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方」を参照し、医師と相談しながら検討することをおすすめします。
 

それと血液検査の結果、亜鉛やカルシウムが不足しているということが分かりました。そこで、サプリメントでこれらを摂ることに。マルチビタミン&ミネラルで1日に必要な最低限の栄養素を全部補うことにしました。

 

運動:

運動すると、体全体の血流が良くなります。当然、頭に回る血液の量も増加するので、脳の調子も良くなります。そういう理由で、週に5日程度、運動もかかさずやるようにしました。「脳画像で探る「うつ」と「不安」の癒し方」にも記載されていますし、病院でもそのように指導されました。

 

 

ライトセラピー(光療法):

人間の体には体内時計というものが備わっていて、体内時計は太陽の光によってリセットされる、というような話を聞いたことはないでしょうか?ライトセラピーは日本ではあまり聞きませんが、海外の研究を調べていくと、かなり有効性が高く、薬を使わないうつ病の治療法として用いられているようです。これに関しては、日本語の良い文献がなかったので自分で英語の専門書を読んでいろいろ試しました。

 英語版のみ

Chronotherapeutics for Affective Disorders: A Clinician's Manual for Light and Wake Therapy, 2nd, revised edition

Chronotherapeutics for Affective Disorders: A Clinician's Manual for Light and Wake Therapy, 2nd, revised edition

 

 

そして、この本の中に紹介されていたライトセラピーの機械を試してみようということになり、購入して現在まで1年くらい使っているのがコレ。↓

ライトの使い方に関しては、先に紹介した英語の本に詳しく書いているのですがここでは割愛。

本の内容で面白いのは、ライトセラピーの他に、ダークセラピーや断眠療法というものもあります。

 

ダークセラピー

ダークセラピーは字面だけ見ると黒魔術のようなものを想像しますが全く違います。これは夕方以降の時間にサングラスを掛けて、目に光が入ることを妨げるものです。つまりライトセラピーの逆をやるというわけです。利用するサングラスはこのくらいの濃さのものを使います。専用のサングラスだともっとオレンジ色掛かっています。

 

 

断眠療法

断眠療法は、徹夜すると「ナチュラルハイ」になるという性質を上手く利用して躁うつ病の患者に対して利用することがある手法。やり方は、単に徹夜するというものではなく、1日目はこの位の時間で睡眠と覚醒をして、2日目はこのくらい、3日目はこのくらい、と細かく睡眠と覚醒の時間を設定して行うものです。

行う場合は「Chronotherapeutics for Affective Disorders」を読みながら自己責任で行う必要があります(たぶん、日本に専門家はほとんどいません)。私は断眠療法は試していません。

  

 

TEDの動画

83,000の脳のスキャンから学ぶ、もっとも重要な教訓:ダニエル・エイメン(英語のみ:The most important lesson from 83,000 brain scans | Daniel Amen )

 

動画のスピーチを文字起こしをしたページがありました。↓

 

 

脳画像診断をやってくれる病院

神奈川県に住んでいるので、近場に脳画像の診断をやってくれる病院がないか探してみたのが昨年のことです。一応、冒頭の本にも対応してくれる病院がリストアップされていたのですが、近場にはなかったし、2004年に出版された本名のでリスト自体が古くなっているようでした。仕方がないので自分で「脳画像 診断 神奈川」とかでGOOGLEで検索して見つけたのがこの病院でした。

B-rain Clinic(ビーレイン・クリニック)

神奈川県横浜市中区長者町3丁目7−5, YS長者町ビル1F

 

冒頭でも紹介したこちらの本には、一応、SPECTができる病院のリストは載っていましたが、古いリストでした。ググったほうがいいでしょう。

ということで、自分の症状のコントロールを上手く行うために苦労している方は、一度、ここに書いてある内容のどれかを試してもいいかもしれません。

 

注意!!

  • 脳の画像を撮影するのには保険適用がされません。確か2回にわけて脳画像を撮って、5万円位したような記憶があります。高い。。。(私に関してはやる価値がありましたが)
  • 誰にでも万能の治療や対策というのはありません。この記事は、「荒川個人にとっては効果があったよ」という個人的な感想としてご理解ください。

 

 

イベント告知

【保護者向けイベント】 学校では教えてくれないお金の教育:自立力とやる気を育てるお小遣いプログラム

8月29日土曜日に、渋谷でイベントを行います。今回のイベントは、 お小遣いプログラムをご家庭で実施するための下準備を行うものです。お小遣いプログラムにご興味ある方は以下のリンクから申込くださいませ。

申し込みフォーム

  

 

関連記事

  1. 学校では教えてくれないお金の教育:自立力とやる気を育てるお小遣いプログラム
  2. ADHDの人のやり忘れ対策に、スマートウォッチが便利かも
  3. 約束を守れない→信頼を失う:ADHDの特性がもたらす問題の中でもかなり深刻かも