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個性を自立力にするために興味を広げるべし

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【検証】障害者差別発言とされているホリエモンのツイッターを順番に読んでみた(解説付き)

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今話題になっている堀江貴文氏の「障害者差別とされている発言」が実際にどのような文脈で発信されたのか検証しました。わざわざ検証する理由は、

  1. 発信者の意図とは関係なく、何らかの歪みが生じて情報が伝わっていく場合があること
  2. 歪みが生じた情報によって、誰にもメリットがなかったり、デメリットが生じること(今回の件で言えば、不要なことで人が怒ったり傷つくことになる、など)

です。ある程度整理して、納得して気分を収める人もいるかもしれませんし、それでも気分が収まらない人もいるかもしれませんが。

そもそも、Twitterのタイムラインを読むのは難しいです(話があちこちに飛ぶので)。難しいので、発言したことが意図とは異なった受け取り方をされるリスクもあります。以下ではTwitterに慣れていない人にもある程度分かりやすいようにまとめていきます。実際に堀江氏のTwitterのタイムラインから以下のツイートをピックアップしてきました。

 

障害者差別発言とされる一連のツイートの最初のツイート。

 

最初のツイートの時点では障害者の話題では全くないです。障害者というワードは出てきていません。

 

 

上記のツイートの2分後の発言が以下。

ここでも障害者については何も言及していません。あくまでも生産性の話をしています。堀江氏の発言は、本人が希望していないのに働かせるのは誰にも得がない(生産性が悪い)、という発言に読めます。

 

 

上記のツイートを受けて、フォロワーが堀江氏にツイートしています。

フォロワー:(上記の堀江氏の発言に対して)それは人間としての物事の考え方が基本的に間違っている。

ホリエモン:なんで?

ここでも障害者というワードは出てきません。堀江氏が「なんで?」と聞いている理由は恐らく、「生産性をあげよう」という考えに対して反論されていると解釈しているから。

堀江氏が「障害者差別をしている」という色眼鏡を通して解釈すれば、「なんで?」という発言を「障害者に仕事をさせるな」というふうに読み取ることもできるかもしれません。しかし、そう解釈するのはちょっと無理があるように私には思えます。繰り返しますが、ここでも障害者というワードはまだ出てきていません。

 

 

以下で初めて、フォロワーが「障害者」というワードを出してきます。そして、ここのやりとりで食い違いが生じているようにみえます。

フォロワー:私は現場をちゃんと見ている。例えば障害者雇用の会社。確かに生産の効率で言えば明らかに一般より劣る。だが一生懸命地道にコツコツ頑張る姿勢が何より大事で生産効率は特に関係無い!

ホリエモン:なんでそんなんが大事なん?

ここで生じている食い違いとは、フォロワーは障害者雇用の話に限定して(?)発言しているのに対し、堀江氏はここまでのツイートをベースに発言(?)している点。

つまり、フォロワーは障害者の話をしていて、堀江氏はあくまで仕事の生産性の話をしている。このツイートだけを見た人からすると「障害者=生産性が低い」という趣旨の発言を堀江氏がしているとも解釈できるとも言えるし、解釈できないとも言える。

 

 

フォロワー:人には「生き甲斐」とゆーものが必要で、それはすべて求める人に与えられるべきでは?つまらない生き方はしたくない。それが社会的にブレーキであっても、それが社会とゆーものでは?

ホリエモン:そだね

フォロワーの発言によって、障害者の話なのか一般的な話なのかよくわからなくなる。ここではフォロワーの発言に対し堀江氏は、「全ての人に生きがいが必要」であることに同意している。

 

 

フォロワー:障碍者の人達にも社会貢献したい人は多いですよ。その場を経済活動/労働に求める人も当然います、作業だろうがなんだろうが。

ホリエモン:それは勝手にやってくれ。ただその多くは社会的にはプラスにはならないよ。したいならやり方を考えよう

ここで再びフォロワーが障害者について話を振ってくる。

堀江氏の発言の枕ことばの「それは勝手にやってくれ。ただその多くは社会的にはプラスにはならないよ。」に引っ張られると、「障害者は仕事をするな」にも解釈できる。

しかしその直後に「したいならやり方を考えよう」とも言っている。裏を返せば「どうせやるんだったらうまいやり方でやろう」と、仕事することを肯定するような発言であるとも取れる。

 

 

フォロワー:障害者を一区切りしてませんか?発言力ある方が差別発言した時の反響わかって言ってますか?私は三年前から義足になった者です!

ホリエモン:あのさ俺差別発言なんかしてねーよ。障害者だろうが健常者だろうが働いたらその分社会が損する奴がいるって書いただけ。 

ここまでの堀江氏の一連のツイートの文脈を踏まえてこの堀江氏の発言をマイルドに言い直すとすれば、「障害の有無にかかわらず、仕事ができる人とそうでない人はいるよね」ってことになるでしょうか。

 

 

ここで堀江氏は「障害のあるなしと仕事のパフォーマンスはあんまり相関性ないよ」と発言しています。

「ホリエモンは障害者差別をしている」という認識を持ってこの発言を読むと、「下手な言い訳をしている」と解釈することができる。

しかし、この記事で最初から順を追って読んでみると、整合性は取れている発言のように見える。

 

 

まとめ

堀江氏のツイートに関連する一連の「障害者差別問題」について順を追って読んでみました。改めて確認しておきたいことは、

  1. Twitterは発言の前後関係を理解するのが難しく、発言者の意図と読み手の解釈の相違が生じる
  2. 発言者と読み手に認識の相違があるまま拡散される

というものです。こういうことが一因になって生じているのが今回の「差別発言」問題です。発言というものは切り取り方によってはものすごく悪い発言にも受け取ることができます(その逆もこともありますが)。この性質を利用して、誰かがわざわざ意図的な切り取り方をする場合だってあります。

そう考えると、FacebookやTwitterのタイムラインに流れてきた堀江氏の「障害者差別発言」に気分を害することそのものがエネルギーの浪費になってしまっているかもしれません。

こういうニュースが流れてきた場合には、時として、発言者本人の発言をたどって検証してみるというやり方をとってみる必要もあるのかもしれません。

 

 

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