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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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「批判の9割は被害妄想」という記事に対して発達障害や統合失調症の視点から補足してみた

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ブログがある程度の人数の方が読んでくださるようになってくると、「あなたの勘違いで批判しないでよ」というようなコメントを頂くことも時々あります。先日のホリエモンの検証記事に対して、ブロガーのかさこ氏がご自身の被害経験を引き合いにしながら書いてくださっているので、それに対する補足をしてみます。

 

 

以下が、ブロガーのかさこ氏の記事からの引用です。

ネットに限った話ではないが、
批判の9割は被害妄想だと思う。
私もよくあるんだけど、
ブログ記事で批判的なことを書くと、
「私のこと書かれた」って人が、
何人も出てきて困ることがある。
実際につい最近もあったのだが、
「私のこと批判して書いたのよね」
っていわれて驚いた。
(以下の記事より引用)

妄想の精神疾患:統合失調症

それで、妄想は生活に支障をきたすレベルにまで発展するなどの一定の基準に達すると統合失調症という精神疾患とみなされます。

統合失調症の人の話を伺ったりドキュメンタリーを見たりしている限りでも、テレビで流れているニュースの内容がまるで自分に対して言っているように感じられてしまうことがあるといいます。人とすれ違ったり、目があったり、ちょっとした物音がしたりなど、生活する中であらゆることが自分に対して批判的であるように感じられているというのです。

もし、そのような状態にある人がたまたま誰かのブログを読んだ場合に、「自分が批判されている」と思って何かコメントを書くということは十分にありえます。

 

 

発達障害(自閉症スペクトラム障害)の妄想

 

 

 

発達障害の一つである自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群を含む)にも、妄想(あるいは勘違い)が伴う場合があるようです。「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」では、花風社という出版社の社長を勤めておられる浅見淳子氏が実際に経験した自閉症者からの被害とそれに対する刑事告訴の記録が書かれています。妄想(勘違い)が高じすぎると、他者の権利を侵害するところまで行ってしまうこともあります。

浅見氏の指摘によると、自閉症スペクトラム障害が妄想(勘違い)をしてしまう理由には2つあり、

  1. 自閉症スペクトラム障害の3つ組の障害の一つである「想像力の障害」があること
  2. 障害のある人が他者の権利を意図せず侵してしまう場面を周囲が「大目に見る」ことによって、誤学習しやすい環境があること

ということです。

もう少しマイルドにおもしろくアスペルガー症候群の人の勘違いについて知りたい方には、こちらの本がとても勉強になります。アスペルガー症候群の障害の一つである「想像力の障害」(または、「こだわり」の障害)について、当事者ご本人の実体験と考察が示されていてものすごく勉強になりました。

 

 

 

 

 

その他の妄想(勘違い)の理由としてありえるもの

妄想や勘違いがあると、即、発達障害や統合失調症と勘違い(ここでも!)されてもまた困るので他に考えられる理由についても簡単に触れておきます。

人間には自動思考というものがあります。自動思考とは、「○○であれば、△△である」という思考のことです。先日の堀江氏の「障害者差別問題」を例にすると、

生産性を上げろ、と言っている人物がいる

生産性を上げろと言っているということは、その人物は障害者を差別する考えを持っているに違いない(太字部分が自動思考によって導き出された考え)

と考える人がいると考えられます。従って、発達障害や統合失調症がなくとも、妄想(勘違い)は起こりえます。人には誰にでも勘違いや妄想はありますよね。ちなみに、自動思考はもともと脳の処理を効率化するための仕組みですから、自動思考を完全に無くすことはできません。

 

 

まとめ

妄想や勘違いについて、発達障害、統合失調症、自動思考、といったものを絡めて説明しました。ちなみにココでは触れませんでしたが、上記のいずれの特性にも有効利用の方法を考え出すことはできます。

発達障害についても、仕事との相性がハマれば高いパフォーマンスを発揮できることがあります。統合失調症を有効利用すれば、「関係無いもの同士に関係性をつける」というクリエイティブな性質であるとも言えます。自動思考は、繰り返しますが脳の効率的な利用には欠かすことができません。

自分が持っている性質をどのようにして、メリットを多く、デメリットを少なくしていくか考えて生活して行くことが大切です。

 

 

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