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ほどよい締めつけ感から得られる安心感:自閉症の人が落ち着くためのベストやフトン

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自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群も含む)の人の中には、ほどよく体が締め付けられる、体に程よい重みを掛けることによって、気分がとても落ち着く用になる場合があるようです。どのようなメカニズムで気分が落ち着くのか説明します。 

 

体を締め付けるベスト:T.Jacket(ティー・ジャケット)

画像のベストは空気圧で体幹に対して圧力を加えられるようになっているベストです。圧力はアプリで細かく設定できる模様。

メーカーのHP:http://www.mytjacket.com

ちなみにお値段は399ドル(円換算すると4万円以上)ですから中々ちょっと試してみるというのは難しいですね。

 

 

重みのあるフトン:チェーンブランケット

体を締め付けるアイテムを探してみたら、色々な重さのあるフトンが見つかりました。こちらは睡眠時に重みをかけて安眠しやすくなることを目的としている模様。「チェーン」というので鎖のようなものをイメージしましたが、フトンの縫い目の形のことなんですかね。探せば色々なアイテムがあります。

 

興味がある人は試しに敷布団の下に体を入れてみてどんな感じか確かめてみるというやり方がありますね。私は日頃、子どもにかくれんぼをさせられてフトンの下に隠れたりしているので気持ちよさが分かります。

 

 

 

牛を観察していた自閉症の女の子が、締め付けの効果に気がついた

最初に、体を締め付けることによって気分が落ち着くことがあると気がついたのは、自分自身が高機能自閉症である女の子でした。彼女の名前はテンプル・グランディン。彼女は後に、動物学者になりアメリカとカナダで動物が安心した気持ちで過ごすことができる牧場の設計を多く手がけることになる人物です。DVDも出ていますが残念ながら日本語字幕がついていません。

 

 

 

DVDの中には、牛を落ち着かせるために専用の締め付け機に入れる場面が出てきます。その場面を見ていた彼女は、「これだ!」と思いついて、締め付け機を自作します。そして大学で心理学の実験として多くの学生に締め付け機を利用してもらい、締め付けることによって気分が落ち着きやすいことを明らかにしました。ベストもフトンもこのような研究がベースになって開発されたものだと考えられます。

私たちの日常の中でも、ちょっとした締め付けが心地よいことはあると思います。例えば、指を洗濯バサミではさんでみるとちょっと気持ちよくないですか?そういう感覚を体全体に与えることによって、体で気持ちよさを感じる。それとか、赤ちゃんや小さい子どもが抱っこされると落ち着く。体への締めつけ感を心地よく感じる感覚は、実は私たちの体に組み込まれている安心のメカニズムなのではないかと、テンプル・グランディンは述べています。

 

テンプル・グランディンが関係する私の記事で、根強いアクセスを誇っているのがこちらの記事。仕事や働き方に対する関心は高いですよね。

 

 

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