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光療法(ライトセラピー)は、薬を使わない効果的な季節性うつ病治療として結構使われてるみたい

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ライトセラピー(光療法)というものがあります。この治療法は主に欧米で、季節性のうつ病の人のために用いられることがあるものです。季節性のうつ病をざっくりと説明すると、日照時間の変化によって体内時計が不調をきたして、結果的に体全体の調子を崩すことになってしまうタイプのうつ病です。

以下の記事は、私自身に季節性のうつ病とおぼしき症状が出る時期があるので、自分自身の体調管理のために調べた内容です。

注意:光療法には副作用もあります。利用を検討する場合は必ず医師と相談しながら利用してください 

 

 

季節性うつの症状

私の場合は、体がだるくて動くのが辛くなる、一日中眠気があって寝てしまう、炭水化物が猛烈に食べたくなる、などの症状がありました。「炭水化物が食べたくなる」という特徴が以下の本に書いてあるのを見つけて、「自分は季節性かも」と気が付き、季節性のうつ病や光療法について調べることになったという経緯があります。

 

 

 

私の症状は一年中ずっとあるのではありませんでした。それまでの数ヶ月間は何の問題もなく過ごしていたのに、2014年の4月末頃から6月末頃にかけて突然このような症状が出てきました。こうなってしまうとまともに活動できないので、気分も下がっていきます。

このような症状を明確に意識したのは2014年が最初でした。ですが改めて思い出してみると、以前からずっと、周期的にだるさ・眠気・空腹の症状が現れていることに気が付きました。

そこから光療法について自分で調べてライトを購入、照射を継続し、2014年の7月以降は基本的に好調を維持しています。脳画像の検査と、栄養管理を続けていることも要因だと思います。

 

 

光療法の効果は?

日本うつ病学会ガイドラインにも、季節性うつへの対応として「高照度光療法の導入」と記載されていて、一応は日本でも認知があるようです(実際に個別の医師が利用するかは別として)。ただし、ガイドラインには「単独でのエビデンスが十分ではないため、現時点で薬物療法や精神療法との併用療法として行うべきである」とも記載されています。

光療法で用いられるライトの効果は大きく2つあります(記事の最後に紹介している参考文献より)。

  1. 気分を持ち上げる
  2. 体内時計をリセットする

このような効果は、一般の蛍光灯を見つめても得られるものではないようです。効果があるために必要なのは、

  1. 太陽光と同じく全ての色の光を含んでいること(全スペクトラム光といいます)
  2. 光の強さが10,000ルクス以上あること、
  3. その人に合った時間帯にライトの光を浴びること
  4. [1]〜[3]を2〜4週間は継続すること(そのくらい継続して効果が出始めるとされている)

であるとされています。1と2のスペックを備えているのが、冒頭にリンクしたLitebook(ライトブック)というライトです。輸入品で2万円台後半くらいの価格です。

 

 

体内時計とは?

基本的な人体の仕組みの説明です。体内時計は日光などの強い光を目に受けることによってリセットされることが分かっています。もし体内時計をリセットされない場合には、体内時計は25時間位の周期で1周するため、徐々に生活のリズムが太陽の周期とずれていくことが分かっています。体内時計のことをサーカディアン・リズム(概日リズム)ということもあります。

ここからは私が考えている仮説ですが、体内時計は体内にいくつかあって(ここまでは理論)、リセットするために必要な光の強さが時計によって異なっているような気がしています(これは私の仮説)。私の場合は、4月〜6月と9月〜11月くらいにかけて体調が一気に崩れるパターンがありました。その原因は、過ごしやすい季節の「中途半端な光の強さ」によって、リセットされる体内時計とリセットされない体内時計が同時に存在することによって、体内の代謝のバランスがガタガタになることなのではないかと思っています。

光療法の専用のライトを使うことによって、全部の体内時計を一度にリセットして、体調を保つことができるようになったのではないかと思っています。

 

 

光療法の副作用

光療法は薬を使わない方法で、ライト自体も個人で入手できます。手軽で安心のような気がしますが、副作用もあることが分かっています。ですから、かかりつけの医師に相談しながら利用した方が安全でしょう。

  1. 目や視界に一時的な違和感
  2. 吐き気、めまい
  3. 頭痛
  4. 眠気:光を浴びた後に、眠くなることがあるようです。私も使い始めてしばらくは、眠気が強まりました。しばらく続けていくうちに眠気の症状は収まっていく事が多いようです(私もそうでした)。
  5. 不眠:夜遅くに照射した場合
  6. 躁転(そうてん):躁転とは、躁うつ病を持っている人の症状で、うつの状態から躁の状態に移行してしまうことを言います。利用する際には、医師と相談しながら使うタイミングと使わないタイミングを丁寧に検討していったほうがいいでしょう。

 

 

光療法をやってはいけない病気

私が参照した文献では、以下の疾患を持っている方は光療法を行わないこととされています。

  1. 網膜ジストロフィー:
  2. 加齢黄斑変性:
  3. ポルフィリン症:
  4. 全身性エリテマトーデス:
  5. 慢性光線過敏性皮膚炎:
  6. 日光じんましん: 

 

 

光療法が用いられることがあるその他の病気

私が参照した文献によると、かなり幅広い精神障害に対して光療法が用いられると記載されています。もしかしたら文献によって効果があるとする精神障害の種類が異なるかもしれません。用いられ初めてからの年月が短いことも要因になっています。幾つかピックアップすると、

  • 季節性ではない気分障害
  • 躁うつ病
  • 慢性のうつ病
  • 慢性疲労症候群
  • 統合失調症

などが記載されています。

 

 

光療法を実施している医療機関

私が利用している病院の先生も光療法のことはあまりご存じないようでした。精神科医と言っても、先生によってかなり専門性が分化しているのだと思っています。私はたまたま実験が好きなので自分で試しましたが、他の方はそうは行かないので専門医を探すことをおすすめします。

Googleで「光療法 地域名」で検索すると結構、該当する病院がヒットします。興味のある方は検索してみてください。

 

 

 

 

 

 

ライトセラピーについて理論から詳しく説明している本は英語版しかありませんでした。この本の中には、ダークセラピー(光を目に入れないようにする)や断眠療法についても具体的な手続きが説明されています。邦訳してもいい内容かも。

Chronotherapeutics for Affective Disorders: A Clinician's Manual for Light and Wake Therapy, 2nd, revised edition

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