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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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子育てに関する夫婦間の対立について、どちらかの親に発達特性がある可能性も考慮してみる(自分の身の上を例に)

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実は私の両親は、私が小学校に上る前に離婚しています。原因は、父親が子どもをひどく怖がらせたり手を上げることがあって、母親が子どもへの影響を考えて離婚したのでした。どうやら、父親と母親で子どもに対する日頃の接し方について意見の相違も根強くあったようです。それで、このようなことは結構どこの家庭でも起こっているのではないかと思うので、私の育った家のことを例に考えを掘り下げてみます。

 

そもそも父親と母親の子育てに対する意見の相違はなぜ生まれるのでしょうか?人と人が関わる以上、意見の相違というのは大なり小なり必ず起こります。夫婦間で意見の相違が生じる理由はいくつか考えられますが、ここでは「自分の子どもと関わる時間的な長さの違い」に注目してみましょう。

※ここではお父さんが仕事をしているという設定にしてありますが、お父さんが主夫というご家庭ではお父さんとお母さんの立場が逆になる場合があります。

 

自分の子どもと関わる時間的な長さの違い

多くの家庭で、子どもを主に育てているのはお母さんです。お母さんが子どもと関わる時間が長いということは、お父さんから見ると「子どもは、母親からの影響を多く受けている」となります。

仮に子どもに元々発達障害的な特性がある場合、子どもが暴れたり叫んだりするようなこともありますから、お父さんから見ると「子どもが言うことを聞かないのは母親の育て方のせいだ」となります。

また、お父さんが自分なりに良い子育てをしている(実際にそれが良いものであるかは別として)という自覚があるとしても、やはりお母さんの方が時間的に長く子どもに接しているわけですから「せっかくオレが良いことをしても、母親がやり方が悪いので子どもが言うことを聞かない」というような考えになりやすいといえます。

そしてもし、少ない時間の中でのお父さんの関わり方が問題となって子どもの状態がさらに悪くなっているとしても、お父さんから見ると「元々、母親の育て方が悪いんだから、子どもの状態と自分のやり方には関係がない」という認識が生じやすくなります。つまりお母さんがどれだけ努力をしていたとしても、お父さんからは「子どもが言うことを聞かないのは母親の責任」と認識される可能性が残るということです。

ですがすでに分かっている通り、発達障害の特性というのは育て方とは関係なく脳に備わっているものです。ほとんどのお母さんは、発達障害やその傾向のある子に対する関わり方を知りませんから、とても苦労することになります。

そして子育ての苦労だけでなく、お父さんから理解してもらえないという、2重の苦労がお母さんにはのしかかることになります。

 

 

お母さんはどうやって伝えればいいか?

このような状況がある場合、お母さんとしては誰も助けてくれる人がいないので非常に苦しい立場に追い込まれます。お父さんは話しても聞いてくれないし、話をしてもイライラするので怒りが爆発して話がうまくいかない。悪循環に入ってしまいます。

そのような状態になることを避けるために、メールで伝えるという方法をとると多少は状況が良くなる可能性があります(ただしこれは、あくまでお母さんにこれをやる元気があればの話です)。お父さんに発達障害傾向が隠れている場合にも有効です。

  1. メールであればお互いに、最初から最後まで自分の考えを順番に、冷静に伝えることができる。(対話だと、話を遮られてイライラしたり、途中で話がそれてしまう場合がある)
  2. お父さんからすると、面と向かっての対話よりもテキストのほうが、お母さんの考えを理解するための力を集中できる(対面だとジェスチャーや感情というものが「余計な情報」になってしまって、理解を妨げてしまうことがある)。男性は、女性の感情的になるところが苦手な方が多いので、発達障害の有無にかかわらず役に立ちます。お父さんに発達障害的な特性が隠れている場合はなおのこと役立ちます。

互いの状況を正しく伝えるために、メールという手段があることも覚えておくとよいでしょう。以下の本、夫にアスペルガー症候群があるのが後から分かった夫婦のコミュニケーションの実例が参考になるかもしれません。

 

 

 

 

 

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