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アスペルガーの子が、いじめっ子がいる場所に自分から何度も行ってしまうメカニズム

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自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)の方には、繰り返しや同じパターンを好む傾向があるといいます。このような繰り返しを好む傾向と、いじめが悪い形でハマってしまった場合に、事態が悪化してしまう場合があるようです。

 

 

自閉症スペクトラム障害の生徒といじめっ子が遭遇するパターン 

いじめが行われる場所は、人目につきにくい場所というケースがあります。例えば、人通りが少ない廊下や階段、校舎や体育館の裏側などです。いじめを行っている生徒がそのような場所にたむろしています。

一方、自閉症スペクトラム障害のある生徒も、刺激が少ない静かな場所を好む場合がありますので、休み時間に人通りが少ない廊下や階段、校舎や体育館の裏側に行く場合があります。

このようにして異なった事情で場所選びをした2種類の生徒が不幸な形で遭遇してしまうことがあるようです。

 

 

いじめ被害にむすびつく可能性がある特性

顔の区別がつかない(相貌失認)

自閉症スペクトラム障害のある方の一部には、顔の区別が付かない方がいらっしゃいます。いじめを受けている自閉症スペクトラム障害の子にそのような性質がある場合、「いつも違う人が自分に対して嫌なことをしてくる」ように見える場合があるようです。そして、特定の誰かが自分に被害をもたらしているのではなく、突然のタイミングで、知らない誰かが嫌なことをしてくるように見えるという事情で、自分にとっての危険のサインを見つけることができません。結果的に、何度も同じ子から同じような被害を受け続けることになってしまいます。

 

その状況がいじめであると気がついていない(しかし後から分かる)

いじめられていることが分かっていないことがあるようです。あからさまな身体的な暴力であれば分かりやすいのですが、「偶然ぶつかった」という言い訳をされるような身体的ないじめや、からかわれるような精神的ないじめは分かりにくいようです。

元々、社会的な状況の理解に難しさがあるというのが自閉症スペクトラム障害の一般的な傾向です。そのような傾向があるため、自分が経験している状況が自分にとって不利益なことであることを認識できなかったり、痛いけど相手が「わざとじゃない」と言うからそれを信じて関わり続けるような状態が生じます。

そして数ヶ月、数年の時間が過ぎてから、社会的な状況を理解する力が成長した状態で過去を振り返ってみると、「あの時はヒドイことをされていたんだ」と分かることがあります。そうなった時に、時間差で傷つくことになってしまうケースが有るようです。

 

感情が遅れて生じる

自閉症スペクトラム障害の方の中には、感情がその時にははっきりと感じられずに、後になってから感情が分かるようになる方がいらっしゃるようです。

そのような方の場合、いじめに当たることを数日、数週間、受けてからやっと自分がその状況を辛く感じていることに気がつく場合があるようです。感情が遅れて感じられる件については以下の記事が参考になります。

以上の発達障害とイジメに関する詳細は以下の本に詳しく書かれていますので参照ください。

 

 

 

 

 

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