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個性を自立力にするために興味を広げるべし

個性を自立力にするための子育てや教育のやり方について発信しています。発達障害の成人向けの話題も発信してます。クエストスクール代表荒川の個人ブログ

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人が育つ時に大事なのは「興味の対象」ではなく「興味を持っている」という状態

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ものごとに興味をもつことは大切です。興味があれば、自分から進んで、楽しく、そのことに取り組むことができ、成果も上がりやすいです。逆に、興味がなければ、なかなか気が進まないし、楽しくもなく、成果も上がりにくいです。個性を自立力にまで育てていくためには、一人ひとりの子が持っている興味を広げていき、できることを増やしていくことが大切になります。では、どうすると、興味というものは広がっていくものでしょうか。考えてみましょう。

 

 

興味を広げていくための方法

最初の興味はなんでも良いです。仮にゲームが好きな小学生がいるとします。ゲームが好きだと、それだけで様々な面を育てていける可能性があります。育っていく順序は以下のとおりになります。例えば、

  1. 興味があることに関して自分で調べる(ここではゲームを攻略するため)
    ・ネットで調べる場合は、キーワードを考えて検索する力や、PCやスマホを操作する力。
    ・友だちから聞く場合は、自分で説明して必要な情報を聞き出す力、そもそもの友達関係を作る力
    など。

  2. お小遣いを貯める(ここでは新しいゲームを買うため)
    この場合にはお小遣いプログラムを利用します。子どもにとって必要な自立力(お手伝いスキル、対人的なスキル)を育てるための目標設定をし、それができたらお小遣いをもらえるという仕組みです。詳細は以下の記事です。

  3. お小遣いを稼ごうとしていると、結果的に自分にとって必要な自立力を育てることになる。
  4. いろいろやっているうちに、新たな興味の対象がでてくることがある。新たな興味が生まれたら、その興味を[1]からスタートする。

ここでの自立力というのは、親が死んでいなくなった時にもそれなりにやっていける力、と仮に定義します。家の中のことをそれなりに処理でき、お金や生活に必要な物を調達し、必要に応じて人の手を借り、楽しみを持って生きていく。そういう状態が自立力が備わった状態です。いきなり全部をやることはできませんから、できそうなことから、目標を細かく設定しながらやっていくことになります。

 

 

大事なのは「興味の対象」ではなく「興味を持っている」という状態

ここで大切なのは、「興味の対象」ではありません。「何かに興味を持っている」ことが重要です。「興味を広げていくための方法」を見れば分かる通り、興味が何であるかはあまり関係がありません。興味があることがあれば、そのことを楽しむために必要なことをがんばりやすくなります。

ですから、「何に興味があるか」を気にする必要はまったくありません。また、興味の対象を否定していると子どもの目に映るような態度をとっていることの弊害(※)も考慮すると、「何かに興味を持っていることそのもの」を良いこととして積極的に評価してもいいくらいです。実際に、私は自分の子どもや生徒にそういうことを伝えることがあります。「興味をもつこと」が全てのスタートですから、本当に本当に大切なのです。
※「自分は誰にも理解してもらえない」という、将来のうつ病のリスクを高めるネガティブな思考を、子どもに生じさせていきます

持っている興味が、本当に役に立ったり食っていくための力になるかどうかを考えるのは、もっとずっとずっと後回しにした方がメリットが大きいです。

 

 

興味が無いことがクール、という中高生はヤバイ

恥ずかしながらこれは私が中高生のときの様子です。なぜこのようになっていたかというと、基本的に親が私の興味の在り方を否定することが多かったからです。興味の在り方を否定される経験が積み重なっていくと、子どもは何かに興味をもつこと、興味があると表明することが怖くなっていきます。

そして、どうせだったら興味なんか持たないほうが良い、何も楽しく感じない、という状態になってしまうのです。カッコつけて「興味ない」と言っている子は、「興味を否定されるのが怖い」と怯えているのです。

この当時を振り返って、自分自身のコンディションを考えてみると、うつ病の診断をもらえるような状態だったように思います。「生きてても仕方ない」と思っていた時期もありましたしね。危なかったなぁ。

繰り返しますが、【人が育つ時に大事なのは「興味の対象」ではなく「興味を持っている」という状態】です。

 

 

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