個性を自立力にするために興味を広げるべし

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うちの子、どんな力を持ってるのかしら?自立力を分かりやすく表示するとこんな感じになります。

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クエストスクールでは、それぞれのお子さんが持っている自立力を理解し、それを成長させるためのお手伝いをしています。自立力というものを分かりやすくするために、うちの太郎(仮名、5才)を例にして表してみました。図を見ながら解説していきます(図の拡大版は後に記載)。

 

 

自立力とは?

自立力というのは、一人ひとり異なっています。例えばAちゃんは、人との関わりの中で優しさや面倒見の良さを発揮していくかもしれませんし、Bくんはひとりで黙々と自分が好きな活動に没頭するかもしれません。

そして、それぞれ子の力はどのような自立の在り方に適しているか異なっています。その子の興味関心、適性といったものにマッチした自立した姿を模索していくために、その子の自立力を把握することが必要となります。

例えばAちゃんには、対人的な力を活用できる仕事(店員、医療、介護、先生など)が向いているかもしれません。Bくんには、打ち込める時間を多く取れる仕事(IT系、機械の製作や保守、など)が向いているかもしれません。

今持っている力や興味をどのように育て、どのようにその子の将来に役立てていくことができるのかをイメージするために自立力を知ることが大切になります。

ここで注意していただきたいのは、例えば幼稚園生に対していきなり将来の仕事を決めさせて、それに向かって高い目標を設定するというのではありません。ぼんやりとした目標を仮に設定して、大まかな目標の方向に進んでいく。そしてそのために、今、スモールステップで何ができるのかを考える。そのような大まかな教育方針を決めるための方法と考えてください。

 

 

自立力パラメータ

自立力パラメータとは、それぞれの子どもの得意とするところや今後の課題となる部分をリストアップして数値化・グラフ化して表したものです。良い部分、これからガンバってほしい部分の両方を記載していくのが大切です。

このようなパラメータはゲームの世界では一般的に利用されているもので、ゲームが好きな子どもや大人には馴染み深いものです。レベルが上がると、色々な力を表すスコアが上がっていくようになっていて、ゲームを楽しむためには欠かせない要素でもあります。このような表し方を現実の世界でも取り入れてみたのが自立力パラメータです。

さて、いかにわが家の長男のパラメータを作成しました。彼が得意としているところや、今後の課題となっている点をリストアップしてスコアを付けてあります。

自立のスタートラインを50自立力地点として、それぞれの課題がどのくらい成長しているのかを把握します。50自立力に近いほど良い状態に育っていると判断します。

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太郎(仮名)の自立力パラメータ

なぜ、その項目をここに含めているのか、どのように数値化するのかについて、一部を取り上げて解説していきます。

1:幼稚園に通う

彼は半年後に小学校の入学を控えています。そのような状況ですから、幼稚園でどのように適応的に過ごすことができているのかを把握することは大切です。45自立力にしてあります(数字の付け方はだいたいです)。

彼の場合は、自宅の刺激が少ない環境ではワイルドですが、幼稚園の人の多さや騒々しさは彼にとって適度な刺激なようです。家よりも幼稚園でのほうが、行動面での荒っぽさは少ないようです。

従って、周りのお友だちとの関わりや、先生との関わりという点では、幼稚園生としての彼の力は良い感じに育っていると判断することができます。(ただし、小学校に上がっても同じ調子で順風満帆と考えるのは禁物です)

 

2:頭のなかのイメージを絵に描く、レゴで作る

彼は絵を描いたりレゴで組み立てることに興味があり、力もあります。50自立力に設定してあります。好きなことがあること、頭のなかにあるものを表現するための方法を持つことは非常に大切です。この点に関しては、親としてあまり心配がありません。これからは手の器用さや力加減の部分を補強していくことによって、難易度の高い形のブロックを使った製作にもチャレンジしてみてはと父は考えています。ちなみに、大切なのは「興味の対象」ではなく「興味を持っている状態」です。詳細は以下の記事に。

 

3:お小遣いプログラムに関心を持つ

お小遣いプログラムとは、クエストスクールの親御さんにもおすすめすることがある手法で、その子が持っている課題に取り組みやすくするためのやり方です。例えば、うちの長男は「正しく座って食事をする」ことがかなり苦手なのでこの課題をお小遣いプログラムで対応しています。

お小遣いプログラムで対応するためには、そもそもお金というものの価値を正しく理解していることが大切です。そのような意味で「お小遣いプログラムに関心を持つ」ということそのものを「力」として組み入れています。

 

4:妹に親切にする

3歳になったばかりの長女との関わりの中で、ケンカになることがあります。数カ月前までは5分に1度のペースでケンカを始めていたのですが最近はかなり落ち着いてきています。35自立力に設定してあります。

以前だと、妹が気に入らないことをするとすぐに突き飛ばしたりしていました。ですが、「妹に親切にすること」をお小遣いプログラムに組み込んだこともあって、妹におもちゃを使わせてあげると、良いことがある(お小遣いがもらえる)ので、ガマンができやすくなってきました。いやいや貸してあげることもありますが、かなり自分から積極的に親切な行動を取ることもできるようになってきています。

 

 

5:言葉で適切に要求する、怒らないで話を最後まで聞く

彼はかんしゃく持ちなので、怒りだして手がつけられなくなることが以前は多くありました。基本的に怒っている時というのは、「何かをしたい、しかし、できない」状態です。従って、何をして欲しいのかを自分で適切に要求できれば、怒る必要がなくなります。お小遣いプログラムに組み込んだこともあって、最近はかなり落ちつてきており、35自立力と設定しています。

そして、怒り出すきっかけが本人のカン違いが原因だったりするので、そのカン違いを解くためには親は会話を成立させる必要があります。ですが怒っていると話を聞く耳を持たない、怒り続けるという悪循環に入ります。この悪循環を断つための方法として、「怒らないで話を最後まで聞く」をお小遣いプログラムに組み込んであります。まだ成長の余地があるので30自立力に設定してあります。

 

グラフには他にも項目があって解説しきれていませんが、今回はこんな所で。クエストスクールでは、お子さんごとに自立力パラメータを作成しています。ご興味ある方はお問い合わせくださいませ。

 

 

 補記:自立力パラメータに表示する項目は、一人ひとりの興味関心や強み、今後の課題を把握した上で設定します。上記はあくまでも一例です。

 

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