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薬物乱用をするかしないかの分かれ目は何か?:元プロ野球選手逮捕に関連して

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清原氏の件に関するニュースを見ていたら、「なぜ、彼が・・・」というようなコメントがあったので、ごく一般的なレベルでの依存症というもののメカニズムについて整理していきます。

依存の対象が覚せい剤の場合、覚せい剤自体に非常に強い依存性があるので、一度使ってしまうとやめることが極めて難しいと言われています。依存性とは、薬が切れた状態になった時に、強い不安に襲われたりイライラしてどうしようもない気分になることをいいます。薬を注射すると強い不安やイライラが消失する、薬が切れると不安・イライラ、というサイクルが繰り返されます。そして薬を使うためだったら、周囲の人の心や体を傷つけてしまったり、犯罪を犯したり、というような破滅的な状況になります。そのため、薬物の乱用は法律で禁止されています。

 

薬を使ってみたい、と思うのはどんな人が多いのか?

薬を使ってみようと思う状況というのがそもそもどのような状況かというと、不安が強い、何か人生がうまく行かないと感じる、という状況です。

ではどのような人が「不安が強い、何か人生がうまく行かないと感じる」かというと、育った家庭環境の中で身体的虐待、精神的・感情的虐待、育児放棄などを経験している人は慢性的に不安・抑うつになりやすいことが海外の調査から分かっています。他には、子どもの頃に激しいいじめを受けた経験、学校での勉強が長らくうまく行かなかった経験、慢性的な病気や障害がある、などが考えられます。ここに挙げた経験はいずれも、人の心の中から生きていくための自信を奪っていくように作用します。

自信が失われている人はさまざまな不安を感じます。

自分は弱そうな人間に見られないだろうか?
他者から受け入れられているだろうか?
ちゃんと仕事をやっていけるだろうか?

不安を感じている状況で、例えば、自分を励ましてくれるような関わりをしてくる人が「これを使うと楽になれる。一回だけだったら大丈夫だから」というような甘言を使いながら薬物を勧めてきたら、最初の一回を使ってみてしまうかもしれません。そして、最初の一回を使ってしまったら最後、ずっと使い続けることになってしまいます。

したがって、子育てや教育に関わっている人で、薬物乱用について心配している方には、子どもとの関わりの中で「厳しすぎず・甘すぎず」という適切な関わりをして、子どもの心に健全な自信を育てていくことをまず最初に大切にしていただければと思います。小さい頃からの関わりが将来のメンタルヘルスを左右する違いとなっていきます。

 

 

依存症にも色々ある

依存症にもいろいろな種類があって、薬物依存の他に、アルコール依存、ゲーム依存、買物依存、ギャンブル依存、セックス依存、などがあります。いずれの依存症も基本的には、なりやすい人の傾向は同じと言われています。つまり、自信がない、不安が強い、というような不快な気持ちを持ちやすい人です。

依存症は不快な気持ちを遠ざける働きを持っています。ですので、依存症になってしまった人がそこから抜け出すためには、自分が健全なやり方で自信を持っていられる環境を作っていくことが、重要なポイントの一つになります。

以下の本、現代のビジネスはいかにして「依存状態を作るか」がキモになっているという指摘は興味深いです。

 

 

 

 

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