何?私も君も○○障害?:あなたの○○度を測るための4つの質問【質問編】
前回は、実は「誰でも毎日どこかのタイミングで」ハンディキャップ(障害)のある状態になるものなのだ、という事実について触れました。今回はそのことを踏まえて話を進めます。
これからでてくる質問について考え、最も当てはまる状況と最も当てはまらない状況を書き出してください。また、それぞれの状況について10段階で点数を付けてみてください。
↓前回:
【回答編】え?実はぼくもあなたも障害者?:世界の見方が変わってしまう7つの質問
Q1:どんな時にどの位、物事に没頭しますか?
次の1~10のどこに自分の最大値と最小値があるか考えて、それぞれの数字を書き出してください。また、どんな時にどんな状態になるのか書き出してください。ぼくの例を参考にして書いてみてください。
・没頭レベル
レベル10:集中していて、誰かに声をかけられても一切気がつかない。仕事をして気がつくと何時間も経っている。
レベル1:気が散り過ぎて1秒前のことも覚えていられず、何もできない。
・荒川の場合
最大値8:本を読んでいる時に呼ばれても気付かない
最小値1:仕事で過労が続いた時、1秒前のことも分からなくなる。
Q2: どんな時にどの位、行動力が発揮されますか?
次の1~10のどこに自分の最大値と最小値があるか考えて、それぞれの数字を書き出してください。また、どんな時にどんな状態になるのか書き出してください。 ぼくの例を参考にして書いてみてください。
・行動力レベル
レベル10:どんなに頑張っても身体をじっとさせていることができない。身体が自分の意思とは関係なく動き続ける。気がついたら行動している。
レベル1:やろうと思っても、まったく身体を動かすことができない。 自分の意思とは関係なく動かない
・荒川の場合
最大値8:あることについて考え続けて歩き回ることがある。気がつけばウロウロしちゃう。
最小値2:疲れきってグッタリしている時、まったく動けないくなる。
Q3: どんな時にどの位、人とは目の付け所が違うと感じますか?
次の1~10のどこに自分の最大値と最小値があるか考えて、それぞれの数字を書き出してください。また、どんな時にどんな状態になるのか書き出してください。 ぼくの例を参考にして書いてみてください。
・目の付けどころレベル
レベル10:周囲の人が何に注目しているのか、まったく見当がつかない。
レベル1:周囲の人が何を見て、何を感じているか完全に理解することができる。
・荒川の場合
最大値8:新しい職場で新しい仕事をするとき。周りの人が何考えてるのか全然分かんない。
最小値2:「行ってQ」見てる時は、大勢の人と同じものを楽しんでいる気がする。
Q4: どんな時にどの位、探究心が発揮され、それが持続しますか?
次の1~10のどこに自分の最大値と最小値があるか考えて、それぞれの数字を書き出してください。また、どんな時にどんな状態になるのか書き出してください。 ぼくの例を参考にして書いてみてください。
・探究心レベル
レベル10:人とのコミュニケーションに一切の関心を示さず、ひたすら物事の分析や法則の発見にのめり込む。
レベル1:人とのコミュニケーションのみに関心を示し、物事の分析や法則の発見には目もくれない。
・荒川の場合
最大値9:この記事を書いている時、とにかく考えに没頭して、誰かとの関わりには関心が無くなる。
最小値5:家で家族と過ごしている時、コミュニケーションに関心を示す。
以上が質問とぼくによる回答例でした。
タイトルにある「○○」というのが何なのか気になりますよね。
実は「○○」というのは発達障害のことなんです。ここまでに出てきた質問というのは、程度の差こそあれ誰にでもあるものなのだということを体感してもらうためのものだったわけです。
次回は、
①発達障害ってそもそもなんなのという話
②それぞれの質問に対する答えをどのようにして、自己理解や他者理解に役立てるか
について書いていきます。
続き:何?私も君も発達障害?:あなたの発達度を測るための4つの質問【解説編①】
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