子どもが自分で体を拭く練習:マネさせる
おフロ上がりに、身体を子どもに自分で拭いてもらうのにどうしたら良いでしょうか?子どもに大人が拭いているのをマネしてもらうとうまくできるようです。
▼手順
①タオルを渡す。
②「これから、パパのマネしてねー」と言う。
③「あたまー」と言いながら頭を拭く。以下、頭から下に向かって順に、身体の部位を言いながら拭いていく。くび、うで、反対のうで、むね、おなか、ちんちん、あし、反対のあし、せなか、おしり。
こんな感じでやると子どもでも自分で体を拭くことができます。
▼身体イメージとの関係
このやり方の良い点は、自分の身体の部位を言いながら触るので、身体イメージの獲得にもつながっていくことです。身体イメージがうまく作れていないと、物にぶつかりやすかったり、何かするときに力加減がうまくできなかったりという問題が生じることがあります。
本人の身体イメージは絵を描かせたときにわかることもあります。例えば、次の画像に書いてある「3才くらいの子どもの絵」では、体のパーツが分化していません。顔、両腕、胴体、両足、というパーツだけからできています。このことから、まだこの子どもには手のひらや、足先、鼻、肩、首などの パーツの身体イメージが十分に獲得されていないのかな、と考えられるわけです。
そして32才のぼくが書くと、もう少し色々なパーツに別れて描かれていることがわかります。あ、耳が無い。。。
このように、大人が十分に気づいていないだけで、子どもにとっては日常生活の中にいろいろな練習の場があります。いろいろなことを一緒にやることで、親子の交流になりますし、子どもにとっての練習の良い機会になります。
▼食事の小技
▼生活習慣の小技