子どもが一人で歯磨きするための方法:手順書を使う
子どもが歯磨きをするときに難しいことの一つに、磨き残しなく磨くことがあります。大抵の子どもはこれができないので、例えば左下の歯だけを磨いておしまいにしてしまうようなことがあります。磨き残しをなくすために歯磨きの手順書を使ってみましょう。
▼手順書の見本

歯磨きの手順書です。子どもの顔写真の歯の部分に赤く色がついている所があって、それを目印に歯ブラシを当てることができます。ページをめくると、別の部分に赤いマークがついています。
▼手順書の作り方
①口を開けた写真を撮る
口を開けて上の歯が映っているもの、下の歯が映っているもの、前歯を出して「いー」の口になっているものを各一枚。
②3種類の写真を3枚ずつプリントアウト
先程撮った3枚の写真を3枚ずつ合計9枚プリントします。今回は写真をグレースケールでプリントアウトしました。そうすることで磨いてもらいたい所を赤く塗った時に目立ちやすくなります。
③プリントした写真の歯の部分を赤く塗り分ける
- 上の歯の手前、右奥、左奥。
- 下の歯の手前、右奥、左奥。
- 「いー」の歯の手前、右奥、左奥。
そして1〜9までのページ番号を記入します。
④写真をラミネータで補強
100円ショップで買ったラミネータに写真を挟んでアイロンをかけると補強できます。
⑤台座を作る
段ボールや厚紙が横から見て三角になるようにテープで固定する。
⑥リングで写真を台座に付ける
台座と写真に穴をあけてます。最後に、100均の単語カードなどに使うリングでとめて完成です。
▼磨く時の手順書の使い方
①手順書を机に置く
②手順書を見て、赤く色がついている場所に歯ブラシを当てるように言葉で伝える。
③一カ所につき、10回ゴシゴシするように。自分で数えさせる。
④9ページ目までできたら、大人が仕上げをする。
⑤ごほうびにキシリトールのタブレットを食べておしまい。
手順書を作るのが面倒なら、大人が磨いている所をまねさせるというやり方もあります。「タオルで体を拭く」時と同じやり方でまねしてもらうのです。「子どもが自分で体を拭く練習」を参考にしてください。また、楽しく身辺自立するための方法については、「子育てママ必見!電車好きな子が身辺自立するための5つの楽しいアイディア」をご覧ください。
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