15〜19歳の若者の自殺率:90ヶ国での調査
原題:Global suicide rates among young people aged 15-19
要約
世界での15〜19歳の思春期の子どもの自殺率について調べました。WHOのデータベースを使って調べています。WHOのメンバーである130ヶ国のうち90ヶ国からデータを得ることができました。2004年の15〜19歳の自殺率は10万人のうちの7.4人ということでした。男女別に見ると男子で10.5人、女子で4.1人です。この数字はほとんどの国に当てはめることができるものです。何ヶ国かでは男子よりも女子の方が自殺率が高いという結果でした(中国、キューバ、エクアドル、エルサルバドル、スリランカ)。90ヶ国を合わせて計算すると、自殺は男子で4番目に多い死因となり、女子で3番目に多い死因となっています。2004年に亡くなった、この年代の子どもの総数は132,423人で、このうち自殺でなくなったのは9.1%(約12000人)です。
また、1965〜1999年の自殺に関するデータがある26ヶ国を調べました。結果は、やはり男子の方が自殺する率が高いようでした。(以下省略)。
▼荒川コメント
子どもの自殺率はこのような状況にあると分かりました。では、なぜ、子どもが自殺することになるのでしょうか?別の調査を調べてみます。