他人を信用するかしないかを判断するための5つの質問
白か黒かはっきりしないものごとはよくあると思います。例えばある人と何か約束するときに、その約束を守ってくれると信じるかどうかは、今までにその人がどれだけ誠実であったかによって変わります。
相手を信じるかどうかは、相手と今までにしてきた約束の数と、実際に守られた約束の数で考えると良いかもしれません。
今までにしてきた約束の数が100で、守られた約束が20だとしたら、その人が約束を守っているのは20%ということになります。
約束の数だけで考えると不都合が生じるかもしれませんから、約束の重要度も考えてみても良いかもしれません。
例えば、家で子どもが食べてもいいお菓子は1個の約束なのに2個食べてしまったというのは、比較的軽いものでしょう。
友人との約束に遅刻してしまったのが数分なのか、数時間なのかもだいぶ重みに違いがありそうです。
また、遅刻するのがたまにであればいいかもしれませんが、しょっちゅう遅刻したりすっぽかしたりするようなら信用を失ってしまいます。
たった一度であったとしても、結婚の約束をすっぽかしたら関係は終わってしまうでしょう。
このように約束には重いものと軽いものがあることを理解しましょう。
このような考えを元に、今頭に思い浮かべている相手を信じるか信じないかについて書き出してみましょう。
質問1:その人とは今までにどんな約束を、どれだけしてきましたか?
質問2:そしてその約束をどれだけまもってきましたか?
質問3:だいたい何%くらいの割合で約束を守ってくれる人ですか?
質問4:そしてその人は、これからする約束を守ってくれると判断して良いですか?
質問5:もし、守ってくれない可能性が大きいかもしれないと判断した場合、その人との関係をどうしたらいいですか?
また、この質問は自分が他人からどれだけ信用されているかについて考えるときにも使えるかもしれません。ただし、例えば相手の人が過去にだまされたことがあるなどの理由で、必要以上に他人を疑う傾向がある場合、何をしてもあなたは疑われてしまうかもしれません。