ADHDの有名人がいることを知るべきたった一つの理由
すべての子どもが名声を上げることはできませんし、そうする必要もありません。ですがロールモデルとして、このような人々を知っていることは役に立つはずです。なぜなら彼らは、ADHDの特性を有効活用してこのような活躍をしているのですから。有効活用の成功例を知りながら、目の前の子どもが自分の力を発揮していけるようになるにはどうすればいいのか考えましょう。それが、「ADHDの有名人がいることを知るべきたった一つの理由」です。
googleで「ADHD famous」で検索したら次のサイトがヒット。
このサイトでは、ADHDであることを公表しているアメリカの有名人がリストアップされています。日本での有名どころを紹介します。
ジム・キャリー
コメディー俳優。代表作に「トゥルーマン・ショー」「マン・オン・ザ・ムーン」があります。この二つの作品で彼はゴールデングローブ賞を獲得。
マイケル・フェルプス
元競泳選手。ロンドン五輪競泳競技終了時点でオリンピックメダルの通算獲得数が22個となり、歴代1位となった。また金メダルの通算獲得数18個も歴代1位の記録となっている。
ピート・ローズ
元メジャーリーガー。通算安打が4256本で歴代一位。イチローの上にはまだこの人がいます。
ウィル・スミス
映画俳優。代表作に『幸せのちから』『アイ・アム・レジェンド』『ハンコック』など。上記のサイトの中では、彼はこんな紹介の仕方がされています。
「スミスが一つの道では決して満足しない理由は、彼にADHDの特性があるためです。また、彼は映画の台本を読めないと話していたことがあります。」
▼特性を能力にしていくための教育
子どもの興味や関心を尊重しながら、必要な教育をしていくことによって特性を生かしていくことがしやすくなります。
ADHDの子の教育に不可欠なポイントカード(トークンエコノミー)の使い方
ADHDの子どもを教育する際に効果的なポイントカード(トークンエコノミー)という手法について紹介しています。ポイントカードの効果とは、
①大人が「これは、子どもにやってほしい」と思うことをさせるときに、子どもをその気にさせる効果があります。自尊心を高めることにも効果があります。
②子どもが「度が過ぎる行動」をしたときに、ポイントを取り上げることで、次に同じ間違いをおかすことを減らす効果があります。
ADHDの子どもは、怒りを爆発させやすいです。そして怒ったときには乱暴をしたり暴言を吐くことがあります。このような困った行動を速やかにやめさせるタイムアウトのやり方について学びましょう。下のポイントカードをやったことがない親御さんにおすすめです。
発達障害の子どもを育てている研究者が考える、薬とのつきあい方
子どもの状態によっては、薬を用いることが必要になるケースもあります。薬に関する良い点と悪い点について知って、お医者さんと相談してみてください。