ドローンで道案内:知的障害のある子の「移動」の負荷を減らすテクノロジー
知的障害のある子のための教育内容に「移動」があります。「移動」とは、家からお店に行って買い物をして帰ってくる、のような活動です。他にも、電車やバスに乗って目的地まで行って用を済ませて帰ってくる、というようなバリエーションがあります。
現在はこれをじっくりと時間をかけながら、子どもに移動のためのスキルを教育しているわけですが、とても大変な作業です。そこで、テクノロジーを使ったもっと簡単な外出の仕方はないか?と考えてみました。良さそうなものが見つかりました。
道案内をしてくれるドローン"SKYCALL"(スカイコール)
動画では、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のキャンパスが舞台になっています。学生がスマホでドローンを呼んで、目的の部屋まで案内してもらう内容です。
①スマホで教室の部屋番号を入力する
②ドローンが飛んでくる
③目的の部屋に到着するまで、先導する
知的障害のある方だけでなく、単純に方向音痴な方にとっても便利なテクノロジーです。信号の色を判断して「止まれ」「進め」を利用者に指示するようなこともできるでしょう。他にも、公道を安全に歩くための技術が必要になりそうですが、技術的な解決は時間の問題のように思えます。法的な問題の方が解決に時間がかかりそうな気がしますね・・・。
このドローンに道案内させるサービスは、まだMITのキャンパスで使えるだけのようですが、近い将来、私たちも利用することになるかもしれません。
この動画で使われているドローンです。アマゾンで売ってます。
▼告知
既存のやり方にとらわれないで教育を行っている「クエスト・スクール」を始めました。子どもの良い所を伸ばし、自立し、社会で活躍できるためのお手伝いをします。
子どもの興味や適性を見極めながら、日々の授業を個別に作っていきます。東京・神奈川を中心に家庭教師を行っております。どうぞ御覧ください。