小さいことをコツコツと:子どもが自立的に生活できるための工夫を考えよう
洗面所で、自分で手を洗うというのも小さい子どもにとってはなかなか難しいもので、大人に手伝ってもらう必要があることがいくつもあります。そこで、大人が手伝わないでも「自分で手を洗う」ことができるようにするための工夫について考えてみましょう。
低年齢のお子さんや、力が弱かったりするお子さんを育てている方向けの記事です。夏休みで子どもが自宅にいることも多い季節。親御さんの負担を軽減するという意味でも参考になるかもしれません。
つまづきポイント
「自分で手を洗える」状態とは、以下のことの全てが自分でできることを言います。カッコ内は子どもがつまずく可能性がある内容です。ちなみに私たちが住んでいるマンションは築20年位なのでつまづきポイントが多いことも事実なのですが・・・。
- 自分で洗面所に行く(気分的に行きたくないことがある)
- 洗面所の蛇口のところまで自分で手を伸ばす(背が小さくて届かないことがある)
- 蛇口をひねって水を出す(蛇口が硬くて開けられないことがある)
- 水まで手を伸ばす(手が届かないことがある)
- 洗い終わったら蛇口を閉める(蛇口が硬くて締められないことがある)
- タオルで手を拭く(タオルに手が届かない場合がある)
少なくとも、以上のことができる必要があります。そしてそれぞれに関して、できない場合があることが分かります。
工夫の内容
ではできないことに対してどう工夫するか。赤字の部分が工夫の内容です。
- 自分で洗面所に行く(気分的に行きたくないことがある→洗ってくれやすいタイミングを大人が見計らって、促す)
- 洗面所の蛇口のところまで自分で手を伸ばす(背が小さくて届かないことがある→台を置いて、手が届くようにしておく)
- 蛇口をひねって水を出す(蛇口が硬くて開けられないことがある→蛇口のノブを変える(画像右側の長い取っ手))
- 水が出ている所まで手を伸ばす(手が届かないことがある→水が出てくる所を手前にできるようにする(画像のアヒル))
- 洗い終わったら蛇口を閉める(蛇口が硬くて締められないことがある→蛇口のノブを変える)
- タオルで手を拭く(タオルに手が届かない場合がある→確実に届く場所にタオルを置いておく)
このように、子どもが自分一人でできる状態に整えてあげることによって、子どもの「自立性」は高まっていきます。「自分でできることが増える」ということが、小さい子どもにとっての成長です。
アヒルだけでなくゾウさんもあります。こちらは取り付け簡単です。
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たぶん、大抵のお父さんなら交換できると思います。必要なのはドライバー。設置できないことがないように取っ手の長さと、自宅の洗面所の蛇口周りのスペースを確認しましょう。
それと、賃貸の家に住んでいる方の場合は、取り外した元の取っ手を無くさないように保管する必要があります。
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