妹とケンカして家を飛び出した5才の兄に、父が伝えた話
夏の日の夕方、兄(5才)と妹(2才)がケンカして、怒った兄は家の外に飛び出していきました。父は今までの経験から、2分位で帰ってくるだろうと思っていたのですが、なかなか帰ってきません。自分の階の通路(マンション住まいです)を見てもいません。父は心配して、兄を探しに行きました。
自転車に乗って、しばらく近所を探していると、電話がなって「帰ってきた」という連絡が来ました。家に帰ると兄が母に注意されていました。父からも伝えたほうがいいだろうと、例によってコミック会話を使うことにしました。
コミック会話
最初に事実関係を確認します(以下の画像を見ながら説明しています)。
①:兄と妹がブロックの取り合いになりました
②:怒った兄は、走り去りました
③:走って、家の外に飛び出して行きました。
そして、それぞれのことについて、良いこと、良くないことについて確認していきます。
①のケンカについては、まぁ、仕方ない。ケンカは起こる。
②の走り去るについては、父は大いに評価しました。その理由は、今までは兄は怒ると妹を叩いたり突き飛ばしたりすることが多かったからです。走り去るのは、叩くよりもずっといい。だから「これは良かった」と伝えました。
③の家の外に飛び出すは、これはダメ、と伝えました。「何でだと思う?」と尋ねると、「車と事故になるかもしれない。だからマンションの4階にいった」と言いました。父は「なるほど、安全に気をつけていて関心だ!」と言いました。
心配させるのは良くない
安全に気をつけていても、家を飛び出してしまうのが良くないのはなぜでしょうか?このことについて兄と話し合いました。以下、話し合いの内容です。
1:家を飛び出してはいけません。その理由は、誰かを心配させてしまうからです。兄はどこにいくかを伝えていかなかったのだから、父と母は心配します。
2:では、心配とはどんな気持ちか?「大丈夫かな・・・」「どこかで事故にあってないかな・・・」「かわいそうな目に遭っていないかな・・・」という、不安で悲しい気持ちのことです(近所の地図を描きながら、父がどこを走ったか見せながら)。自分がそういう気持ちになったら嫌でしょ?誰かをそういう気持ちにさせてしまうことはよくありません。(このような伝え方で、他者の気持ちを想像しやすくします)
3:では、次から、家の外に飛び出したくなった時にはどうすればいいか。家の外に出て、マンションの中で良さそうな所を一緒に探してみようか。(結局、家のすぐ外にあるエアコンの室外機の所にいることにしました)
こんな話をして、父と子で納得し合いました。長男がなかなか良い感じで成長してきているなぁーと感じている父でございます。
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