東京の荒川が氾濫するシミュレーション:地域別ハザードマップも要チェック
鬼怒川が氾濫したこともあって、河川の氾濫に対する危機感が高まっています。東京の荒川が氾濫したという仮定で作成されたシミュレーション動画があったのでご紹介します。
大型の台風が日本列島を縦断したという設定です。首都圏では3日間にわたって400〜550mmの雨が降ったということになっています。
赤羽駅の近くを流れる荒川の堤防が決壊しました。
赤羽周辺の地域、王子駅、北千住駅、浅草駅が水浸しになっています。
海抜0m地帯が紫色で示されています。広い範囲に広がっていることが分かります。東京駅付近、錦糸町、亀戸のあたりは水没しています。
こちらは東京駅からほど近い銀座の様子です。完全に地下鉄は水没ですね。電車は一体どうなるのだろう・・・。
これだけの被害が予想されているようです。死者が4000人に迫る勢い。浸水した家屋が21万戸。孤立者31万人。すごい数ですね。自衛隊やレスキュー隊でも一度に対応しきれないんじゃ・・・。
確認しておこう!
ハザードマップが配布されているそうです。自宅の地域の被害予想、避難場所などについて把握しておきましょう。
荒川周辺ではこのようなサインが電柱に取り付けられているようです。自宅の周辺が何メートル水没する恐れがあるのか確認してみましょう。電柱を目印にして、安全な場所が自宅からどのくらいの場所にあるか確認しましょう(避難所は水没しない高い場所のはず)。
避難グッズも揃っていると安心です。問題はどこに収納しておくかですね。例えば床下にしまっておいたら、自宅に水が入ってきた時に避難グッズがまるごとびしょ濡れになって使い物にならなくなってしまいます。家の中の高い場所で、かつ、取り出しやすい場所に閉まっておくのが良いのでは。
あなたの地域のハザードマップを調べる
こちらのページには地域別のハザードマップが簡単に検索できるようになっています。お住いの地域について調べておきましょう。洪水、津波、地震、火山、など災害別に確認できるようになっていて便利。
上記サイトの以下のページではマップを縮尺していろいろな場所の標高を確認することができるようになっています。以下の地図はクリック&ドラッグで範囲を移動することもできます。
子どもと一緒にシミュレーションしておこう(発達障害がある場合は特に)
災害が起こった時には、周りの状況が混乱に満ちたものになります。不安な状況になることが分かっている場合には、その状況下で何をすれば安心な状況になるのかを予めシミュレーションしておくことが重要になります。
小さい子どもや発達障害やその疑いのあるお子さんの場合、「見通しが立たないこと」に他の人よりもさらに強いストレスを感じる傾向があります。実際に避難場所に歩いて行ってみるなどのシミュレーションをすることによって、いざというときの不安を和らげる効果があります。
動画
フィクションドキュメンタリー「荒川氾濫」(1/2)
フィクションドキュメンタリー「荒川氾濫」(2/2)
飲水が確保できない時に備えてこういうのは便利。ボトルの口の部分にフィルターがついていて飲水を確保できるようになっています。
こちらは納豆菌から作られた水質浄化のためのパウダー。濁った水に入れて混ぜると汚れと結合して生活用水として使えるようになります。体を清潔に保つためにも、こういうものは意外と重宝するようです。
充電にはこういうのですかね。雨雲や台風が通過した後に重宝するはず。