ゲームすることが仕事になったニートたち:デジタルハーツが興味深い(求人情報あり)
先日、通信制高校の代々木高校の一色先生に伺ったデジタルハーツという会社がとってもユニークでした。この会社では、今まで家に引きこもってニートをしていた方々がその力を有効活用してプログラムのバグをひたすら見つけ続けているというのです。どんな会社なのかググッて調べてみました。
携帯電話、ゲーム、ソフトウェアの検証・デバッグのスペシャリスト株式会社デジタルハーツ
バグはプログラムの安全性を損なう
バグとは何かを簡単に説明すると、プログラムの製作者が予想していないプログラムの処理が生じてしまうことを言います。例えば、スーパーマリオが穴に落ちたらスタート地点に戻るのが正常な処理だとします。プログラムにバグがある場合、マリオが穴に落ちても落ちたままになってスタート地点に戻れないでゲームが止まってしまうような状態が「バグった」と言われるような状態です。
このようなバグが例えば、オンラインゲームのプログラムの中にあると、その不具合を悪用されて個人情報やクレジットカード情報が抜き取られるようなことになってしまう恐れがあります。オンラインゲームだけでなくオンラインショッピングも同様ですね。従って、バグを見つけてそれを直すというのは、私たちが安全安心にネットのシステムを使うために欠かせない仕事なのです。
エンジニアは8000人!
デジタルハーツの公式ページによると、国内の拠点が全国に9箇所。それと海外にもエンジニアを確保している模様。日々、己の刀を研いでいる(ゲームしている)ゲーマーは世界中にいるようです。
デジタルハーツが一部をなしているハーツユナイテッドグループは上場会社で、成長が期待されているようです。
「自立の役に立つ」、ゲームの楽しみ方とは?
ゲームが単なる遊びではなく、自立のための修行になり得ることをデジタルハーツの取り組みは示唆していると私は考えます。
では、どのようなゲームの楽しみ方が自立につながっていくのか?それを知るために必要なのは、バグを見つけてそれを直していく仕事の業務フローがどのようになっていて、それぞれの業務にどんな力を必要としているのかを把握すること。これが、ゲーム好きな子に目標設定をするために必要になっていくのだと思います。
求人もやってた
公式/デジタルハーツ求人大募集 - digitalhearts.co.jp
セキュリティの対策はアメリカの10年、20年遅れているという話を聞いたことがあります。サイバーの世界もいろいろと物騒なので、日本でもこれから必要とされていく度合いも高まっていくのでしょう。
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